みっきーのリアル登山者の端書き#857『ケヤキ・エノキ・ムクノキ』
ケヤキ・エノキ・ムクノキ、この3つは樹木の名前になります。
最近樹木系の動画で知ったのですが、この3本をまとめて「ニレ科三兄弟」と呼んでいた時代があったそうです。
植物の中でも被子植物の科などの分類体系は、1990年代にDNAを基準としたAPG分類体系というものに置き換わりました。
それまでは外観や生態などを基準に分類していたわけですが、植物においては見た目は同じだけど出自が全く異なるということが往々として在ったようで、それまで「ニレ科」だったケヤキ・エノキ・ムクノキのうち、エノキとムクノキはアサ科になってしまいました。
そこで「ニレ科三兄弟」という区分はなくなってしまったわけです。
それでもネットなどで見ていると引き続き「ニレ科三兄弟」という表現を好んでいる樹木ファン(?)がいらっしゃるようです。
その出自に関わらず、何かしらの共通性や組み合わせをグループの魅力として愛することができるわけですね。
そうしたグルーピングをして付加価値や魅力を見つけることも、ひとつのワクワクのプラスになるのかなと感じました。