みっきーのリアル登山者の端書き#888『火の話』
今回は投稿Noが888=パチパチパチと焚火の音のようだったので、火の話について。
登山の中では、火器の使用が制限されている山があります。
このときの火器というのは主に調理用の小型のコンロ=シングルバーナーを指すことが多いです。
登山者はシングルバーナーを使い、フライパンで料理を作ったり、お湯を沸かしてコーヒーを淹れたりすることを楽しんでいます。
ただ、「火を扱う」ということになるので、山火事のリスクを考えてそうした火器の利用を制限しているところもあります。
特に、実際に山火事が起きたことがある山で、比較的人の住むエリアに接しているところだとその傾向は強いようです。
便利でありつつも、転じて危険性も伴うのは世の中に多くありますが、「火」はその典型なのかもしれませんね。
ですが人間はそんな火と長らく付き合いながら、今日の文明を築いています。
人の進化と成長はリスクを内包しており、日々の人の成長の中にも多少なりともリスクというものが必要であるという一端にも繋がっているように感じます。