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みっきーのリアル登山者の端書き#673『身近に潜む毒・コバイケイソウ』
コバイケイソウは山でよくみられる植物のひとつで、草本にしては大きく、見た目も独特なので簡単に見分けることができます。
湿地がちな登山道わきに群生していることがあり、初夏から夏頃にかけて白い花が咲き、その様子にはとても和まされます。
ところがそんなコバイケイソウ、それだけ身近な植物なのに、実は毒を持っています。
葉っぱから根っこまで、全てに毒があるタイプで、食べると嘔吐やけいれんの症状があり、場合によっては死に至るそうです。
以前登山仲間が何も知らず、コバイケイソウの葉をちぎって器代わりにして食べたところ、ひどい嘔吐とけいれんで苦しんだそうです。
害があるのかないのかは、その距離感によっては測れないもの。
身近なものにも危険を秘めている可能性もあることを知り、見識を深めることが重要ですね。