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みっきーのリアル登山者の端書き#900『道との相性』

私はロードバイクも乗るのですが、最近は使える機会に恵まれず、ようやく引っ越しを機に通勤に使えることになりました。

久しぶりにまたがり、ペダルをこぎましたが、やはり風を切って走ることは気持ちがいいです。
特別にテンションが上がるのが、舗装されてフラットな直線通り。

通勤は街中なので細かい段差や交差点などが多いとギアを上げきれないのですが、そういった直線があるところではついつい意味もなくギアを上げてスピードも高めたくなってしまいます。
ロードでしか感じられない気持ちの良さが、その中にあるように思いますね。

スピードを上げる気持ちが入るスイッチは、車体から伝わる路面の状態の良さだと思っています。
少しでも荒れているとそれがハンドルやサドルから伝わってきますし、逆に「ここなら全力で行けるぞ!」という感覚も同じように感じることができます。

一方、歩くことについては私は舗装路よりも土の道や荒れ道の方が好きです。
変化にとんだ路面の歩行は楽ではありませんが、「歩いている感」を自分にもたらしてくれます。
最近ではビブラムファイブフィンガーズという、路面状態をダイレクトにフィードバックできる履物を使っているので、それを一層足で感じることができています。

舗装された道も、自然道も、どちらもそれぞれの楽しみ方や愛し方がありますね。
一方で一方を否定できるものではなく、多様な角度で親しみを持つことができるのが、無限の可能性を持つ人間の強みだと思います。

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