みっきーのリアル登山者の端書き#909『改造背負子』
私は登山時に荷物が多すぎるとき、背負子という道具を使っています。
リュックとかの仲間ではあるのですが、L字型の骨組みだけ作られていて外装はなく、ダンボールやコンテナ、スタッキングケースなどをそこに積み込んでロープで縛ることで固定し、背負うものとなっています。
リュックと違って袋型ではないので、どんな形のものでも背負うことができます。
比して積み込み過ぎて重量が大きくなりがちで、登山者には負担となり得ますが・・・。
また、シンプルなつくり故に肩紐、腰ベルトなどの構造もそれほどこだわられていないものが多いです。
私はエバーニューというブランドの背負子を使っているのですが、この腰ベルトにはミレーのザックから切り出したものを取り付けてあります。
そうすることで、背負子のマイナスである腰ベルトの弱さをおぎなっっている形になります。
登山者が背負う荷物は実質肩に3,腰に7程度の比率で負担させることが適切とされていて、それだけ腰ベルトは重要なパーツになってきます。
背負子という重量が大きい道具を使うならなおさらですね。
この改造にあたっては、そのミレーのザックの腰ベルトを提供してくれた山仲間がいたから成立したものです。
よく山を一緒に登る人で、私がいつも「背負子は荷物積めるんですが、腰がねぇ・・・」とぼやいていたのをよく覚えていてくださって、使い古したザックを提供してくださったのです。
時には自分の負をオープンにすることで、誰かが自分を助けてくれることもある。
信頼のおける仲間のネットワークと、その中で効果的なコミュニケーションを取ることは、問題解決のための力となり得るものですね。
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