みっきーのリアル登山者の端書き#710『生態展示』
長野県大町市にある大町山岳博物館では、ライチョウやカモシカの生態展示≒動物園があります。
ライチョウやカモシカは、山でアウトテンションが上がる素敵な生き物たちで、そうした生き物たちに無条件で会えるというのはなかなかにすごいことだと思いました。
ただ、よくよく考えると普通の動物園もそうなのではないでしょうか。
動物園に動物がいるのは当たり前、という意識ですが、彼らは本来ずっと遠くの地で生まれ育ち、その地へ行く機会が無ければ、更にその地でも山野に分け入って入らない限りは見つけることができない存在であることも多いです。
生の生き物たちに会えるという面白さもあることながら、貴重な生き物たちを目にしているということが動物園を始めとした生態展示にはあることを、失念しがちなように思います。
普段享受しているサービスが当たり前になってしまうと、その辺りの感覚が希薄になってしまいますね。
ただただ受動的にサービスを受けるだけでなく、その背景まで意識を配るようにすると、感動が深まったり、或いはサービスの根本の理解や向上への意識が発達したりするかもしれません。
掘り下げる気持ちを、ちょっとプラスして意識していきたいですね。
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