みっきーのリアル登山者の端書き#764『いくつもの峰々』
仕事柄東海道新幹線をよく使うのですが、北側の席からは山々の風景が良く見られます。
特に静岡辺りでは低山がいくつも頂を連ね、ギザギザと波打つ緑が見受けられます。
電子国土地理院の色別標高図を見てみても、どの山域もほとんどが細かいしわが刻まれた(=細かい起伏がある)地形となっています。
例外は富士山、八ヶ岳、浅間山などが比較的周囲がなめらかですが、これらは近年(といっても地球史上の近年ですが)に火山噴火があったものと考えられそうです。
低山と言っても標高が1,000mもあれば山頂との環境は温度差だけでも6℃の差があり、そうした環境の差が折り重なった日本が良く「多様性の宝庫」と言われるのは道理のような気がします。
ひとつの大きな山も魅力ですが、小さい山々が重なって複雑な世界を作りあげていることもまた、魅力と言えそうです。
小さなコツコツの積み重ねも、大きな山になることもあれば、いくつもの山を組み合わせた世界観を作ることもありそうです。
魅力的な仕上がりになるかは、自分次第ですね!