みっきーのリアル登山者の端書き #426『山と雷』
昨日・今日は東海地方で久々に激しい雷を見ることができました。
街中で見る雷は、花火のような感覚で割と好きなのですが、登山の中で話を聞く雷は大変恐ろしいものに感じます。
私自身は基本無理をしない登山ですし、山頂での滞在期間も短いので、雷雲の近づいた状況での登山には縁がありません。
ひとりの山仲間から飲み会のときに話を聞いたくらいですが、その方は山の雷は本当に恐ろしいと話していました。
特に開けた稜線を歩いているときに雷雲が近づくと、全身に強い静電気のようなものを感じ、まさに身の毛がよだつ感覚になるそうです。
それがどんどんと強くなり、まさに雷に狙われている感覚に襲われるそうです。
その方はもう荒れた天気の稜線路は歩きたくはないと話されていました。
街中で暮らしていると感覚的な自然の脅威は失われがちですが、そうしたものの脅威についても理解し、どのように付き合ってきたのか、どのようにこれから付き合っていくのかを意識することが、自然と向き合うためには必要なように感じます。