【要約&実践】USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?
どうもー、消費財メーカーのマーケターとして働くmotuです。
マーケティングに関する書籍の"理解"から"実践"への架け橋となる記事を投稿していきたいと考え、活動しています。
書籍の内容を"実務"で活かすことができるよう、要約・体系化していくので、ぜひご覧ください。
書評
【再現性】 ★★
【面白さ】 ★★★★
【おすすめ度】 ★★
今回紹介するのは、P&Gマフィアの一人である森岡毅氏の書籍です。
この書籍からは、マーケティング課題に直面した際に必要となる"アイデア"をひらめく方法を学ぶことができます。マーケティング初学者が、マーケティングの面白さを知るきっかけになるようなワクワクする話で構成されています。一方でこの書籍は、森岡毅氏のUSJでの経験談が多くを占めているため、体系化されたハウツー本としてはあまりおすすめできないのでご注意ください。それではやっていきましょう!
イノベーションフレームワーク
強いアイデアを生み出す確率を高めるための方法。イノベーションフレームワークは、①フレームワーク、②リアプライ、③ストック、④コミットメント、の4つからなる。
1. フレームワーク
アイデアを生み出すにあたって、最初に最も大切なことは、何を必死に考えればよいかわかっていること。そこで、フレームワークを使い、探すべきアイデアの手がかり(必要条件)を導くことが重要。
①戦略的フレームワーク
考えるべきアイデアの必要条件を導き出す方法。
目的、戦略(必要条件)、戦術(アイデア)の順番で考える。戦略オプション同士を比べただけでは戦略を選べない場合は、戦略と戦術のセットで判断する。
②数学的フレームワーク
正しい目的を設定するために用いる手法。何を解決するためのアイデアなのか?そのために解決すべき問題を最初に明確にする。
同著の「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」で詳しく学ぶことができる。
③マーケティングフレームワーク
本書では割愛。同著の「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」で学ぶことができる。
2. リアプライ
次に、ゼロから新しいアイデアを生み出そうとするのではなく、この世界のどこかに、過去から現在に至るどこかに、似たような問題に直面した人がいるのではないか?と疑ってかかることが重要。戦略やアイデアの核心を抽出しつつ、戦術的なエレメントは自社のビジネスに合わせて修正する。
3. ストック
アイデアを思いつくためには、そのアイデアにまつわる文脈のことをよく知っている方が確率が高まる。集団知としてのストックの強化も重要。
4. コミットメント
「良いアイデアを絶対に思いつくぞ!」という気力。
以上のプロセスで生み出した優れたアイデアを、泥臭い戦術の詰めに執着することができればビジネスが爆発します!
以上です。本日紹介した書籍は以下のリンクにまとめてあるのでぜひチェックしてみてください。また次回!
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