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「オッペンハイマー」は歴史の入り口として見るべき映画
昔、「JFK」という映画がありまして、これはケネディ大統領が暗殺された背景を映画化されたものなのですが、見た印象としては「よくわからない」ことしか残っていません。
わかる人には、わかるのでしょうが、わからない人にはわからない。
そんな映画でした。
たとえば、ロスアラモスでの原爆実験では、アメリカ軍の兵士が実験材料とされていたこととか、しっかりと映画のストーリーのなかに入っているのかが、ひとつの焦点となります。
私は映画を見ていないので、わからないのですが、それがストーリーに入っていない場合は、おそらく入れられなかった事情があるとしても、その事実をなかったことにすることには貢献できるわけなので、それともJFKの映画のように、あるなにかを匂わせる程度で終えるのか、同じようにそれらを匂わせるような映画なのか、何にしても見てみないことには、ここでいくら文句を垂れていても始まらないです。
「JFK」の映画も、ケビン・コスナーが主演していたこと以外、もう覚えていないのですが、映画の宣伝だけで、どうしても見たかった高揚感があったことは覚えています。
見たけど覚えていない映画と、まだ見てもいない映画について、よく語れますよね ?
こうした歴史的な史実をもとにした映画の場合は、二つの側面から考えないとならないです。
隠されている歴史的な史実をより隠すための映画なのか ?
それとも映画監督が、それでも民衆に何かを伝えたい映画なのか ?
大抵は、どちらの要素も組み込まれているのですが、それでもそれがどっち側なのかは、見て個人個人で判断するしかありません。
歴史の場合は、教科書は表側の歴史しか載っていないですよね。あれは戦勝国がそう思わせたい歴史的な側面です。
しかし、こうした映画の場合は、その前にいくつかの出版物が本として存在していて、それをもとに脚本されているので、教科書よりも内容が深く、その映画を見ることによってより世間にも伝わり、歴史的な史実がより、深く現実味を帯びてくるので、過去世界の重要な場所を疑似体験できる機会、主要人物の目線で、覗き見できる機会を与えてくれます。
今回のこの映画の場合は、原爆の父と呼ばれる歴史的な重要人物であるために、アインシュタイン博士も個人的な関わりで出てくるでしょうし、そこでは、おそらく重要な会話もあります。
しかし、三時間も休憩なしに見られるのか ?
そんな問題もあるのですが、今では配信で映画が見られるので、一時停止してそのまま寝てしまうこともできるし、とりあえずご飯食べたり、トイレに行ったりして、また見ることも可能なのですが、三時間もずっと座ったまま映画に集中するシチュエーションが、普段の生活ではまずないので、それが心配です。見ていると、どうしても眠くなる映画もあるので、三時間でなければ語ることができないエピソードが満載なのでしょう。
なんだか、映画の宣伝のようになってしまいましたが、やはり日本で公開となると、見たくなるのかもしれないです。
個人的には三時間、寝ないで見ることができるのかどうか、それが一番の問題です。
それでは本日はこれで失礼いたします。
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