甲状腺全摘 手術・入院までのミッション

私が甲状腺全摘手術を受けた2年前はコロナ禍真っ只中だった…

入院・手術を控えた2年前の今頃、1ヶ月半後に控えた甲状腺全摘出手術を万全の体調で受けられるよう、手術を受ける病院のスタッフから生活に関するレクチャーを受けた。

その内容は、甲状腺全摘出手術のみならず、全身麻酔下で手術を受ける患者共通なので、ここに記しておきたいと思う。


★手術を受けるまでの生活★

【体調管理を心がける】

✥規則正しい生活を心掛け、バランスの良い食事で栄養を十分に摂り、睡眠不足を避ける。

✥風邪などに罹患しないよう、感染予防対策を万全にする。

※コロナの感染予防対策の励行続行

✥入院2週間前より毎日体温測定、ならびに、発熱/咳嗽/鼻汁/消化器症状/味覚・臭覚障害の有無、状態を観察し記録する。(これは、私が入院する病院のコロナ対策)

✥なるべく外出を控える。

【禁煙する】

✥喫煙(受動喫煙含む)により、手術後合併症(痰の増加、誤嚥、肺炎、脳卒中、術創感染など)リスクが高まる。また、手術後回復が遅くなる傾向がみられる。

✥手術前禁煙はより長いほどベター。

✥手術後喫煙も身体の回復に悪影響

(公益社団法人 日本麻酔科学会 周術期禁煙ガイドライン2015より)

【飲酒量を減らす/飲酒を控える】

✥全身麻酔は肝臓に負担をかけるので、手術前1週間頃から肝臓を休ませる事が望ましい。

【口腔ケアの励行】

✥手術後合併症の1つ“手術後肺炎”の原因は口腔内の細菌である。日頃から丁寧な歯磨きを励行し、口腔内の清潔保持を心がけ“手術後肺炎”のリスクを軽減するよう努める。

✥手術当日は特に丁寧に口腔ケアする。

【スキンケア】

✥手術での皮膚トラブル(絆創膏かぶれ/床ずれ)を予防するため、全身の皮膚を保湿し、肌の調子を整えておくことが重要。

✥特に、普段から乾燥気味な部位や、顔 /胸/腹/背中/臀部、骨が出っ張っている部位の保湿は念入りに。

私は非喫煙者で飲酒も全くしないので、手術後合併症リスクは低そうだが、連日睡眠不足なので、この点は改善努力をした。

万全の体調で入院・手術日が迎えられるよう、日常生活の端々に気を配り、自身の心身を律した日々だった…。

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筆者のバセドウ病闘病歴
2008年:バセドウ病発症→直ちにメルカゾール内服開始/同年:メルカゾール副作用出現→プロパジールに変更/2010年:断薬/2011年:寛解診断/2021年9月:再発にてプロパジール開始/2021年10月:プロパジールの副作用にて無顆粒球症→プロパジール中止しヨウ化カリウム丸単独療法へ変更/2022年1月末:甲状腺全摘出

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