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自分ができていないことを教えてもいいのか?
100%あなたを肯定
自分史上最高の未来に向かう水先案内人
キャリアコンサルタントの中村です。
「自分ができていないことを教えてもいいのか?」
「できるようになった人が教えるものではないのか。」
これは私が以前からずっとモヤモヤしていたテーマです。
そして、自分が
「自信を持ってできます!」
と言えなかった点です。
私の場合、最高の未来に向かう水先案内人と言っているので
「あなたは誰よりも最高の未来に向かっているんですか?」
「さぞかし、すごいんでしょうね。」
という誰かの心の声が聞こえてきます。
すると
「うーん、自信を持ってハイとは言えない」
となってしまいます。
でも最近、色々な素晴らしい方の話を聞いていて、皆さん同じことを言っていました。
それは、
「自分だってできていない、できていないから人の痛みがわかる」
という事。
これが誠実な答えなのではないでしょうか。
作家の中谷彰宏さんはこのようなニュアンスのことを言ってました。
「できます!」
と言っている人は薄っぺらい。
矛盾している、言っていることが前と変わっていることこそ、真実なんだ。
うん、自分もできていなくてもいいんだよなあと思えるようになりました。
しかも
・柔道何段
・オリンピックのメダリスト
・TOEIC何点
という分かりやすい実績があると、その人から
「教えて欲しい!」
と思いますよね。
でも、実績があるからと言って人に教えられるとは限りません。
最初から得意な人は教えるのが苦手といいます。
長嶋茂雄さんは天才だから「野球が苦手な人にうまく教えることができない」と聞いたことがあります。
それよりも、
「自分が苦手な事で少しはできるようになったこと」
の中に、人に教えられる要素があります。
私の友達の著者の例を挙げます。
「発信する勇気」の著者
末吉宏臣さんは
自分自身が「発信する勇気」といつも挑戦しています。
「ひとことで整える」の著者
堤 藤成さんは
「整える」ことにいつも挑戦しています。
私の場合は、最高の未来に向かおうとしている。
まだできていないことが多いけど、いつも自分の最高の未来を探している、追いかけている。
それができているときもあれば、できていないときもある。
できていないことがあることもまた真理である。
これまでの過程で、自分のキャリアを自分史上最高にするために
・乗り越えたこと
・実際にやったこと
・取り組んでいること
がある。
その中に、誰かの役に立つことがあるのだと思います。
そして、今でも
私なんかよりもずっと最高の未来に挑戦している人たちから学んでいます。
学び続けているから役に立てることがある。
そう思います。
人間はいつまでも不完全です。
完全でなければ教えられないのであれば、世の中に何かを教えられる人なんていません。
自分が完璧にできていなくても、一生懸命やっていることの中にあなたの宝物もきっとあります。