過去は変えられる! セルフイメージを上げていこう
最高のキャリアを生きる鍵はセルフイメージにあります。
「どうせ、自分なんて」
「自分なんかがおこがましい」
「自分がやっても仕方ない」
こんな思いを、誰でも経験したことがあるのではないでしょうか?
セルフイメージの原因は過去の体験にある
私もセルフイメージを下げる原体験がいくつもあります。
例えば、小学校3年生の時、地区のソフトボールチームが結成されました。まずはピッチャーをやりたい人を募りました。なぜか自分はピッチャーに志願していました。ピッチャー候補が実際にピッチングをして、ピッチャーの順番を決めました。私は第3ピッチャーと言うことになりました。第3ピッチャーが実際にピッチャーをする機会はありません。
結局、自分は試合では補欠になり、その後6年生まで試合に出ることはほとんどありませんでした。
試合は出るものではなく、ベンチから見るものになりました。
ピッチャーやキャプテンなどがいつもみんなの中心にいる。私はいつもみんなに合わせる人になっていきました。
ピッチャーに志願したということは、当時の自分は目立ちたい、活躍したいという気持ちがあったはずです。
でもいつの間にか、
「自分なんかが中心にいられない」
「自分がリーダーをやりたいと言っても選ばれない」
「自分なんかの周りには、人が集まらない」
というセルフイメージが作られました。これが一つの例です。
セルフイメージが低いことによるデメリット
セルフイメージが低いということは、自分を実際より低く見積もっているということです。これはキャリアにおいて、マイナスを生み出します。
例えば、自分がやりたいことがあり、事業を始めたとします。
セルフイメージが低い人の事業はなかなか広がりません。どんなにステキな事をしていても、人に伝えることにブロックがあるからです。
「どうせ自分のやってることは理解されない」
「自分を応援してくれる人なんて限られている」
「だったら自分でやるしかない」
こんな思いから、発信する機会が少なくなる、お願いできなくなる、だから影響力が出ません。
その結果、何でも自分でやらなくてはいけなくなります。やらなければならないことに忙殺され、時間がなくなり、自分が本当にやりたいことに時間を割けなくなります。だから、ビジネスであっても創作活動であってもグロースしづらいのです。自分がやっていることに誇りを持ち、多くの人に伝え、発信し、協力者を募ることができれば、自分はやりたいことに集中できます。
もっと多くの人に当てはまりそうな例も挙げます。
そもそも、自分がやりたいことをやるまでには至らず、誰かがやっていることに、自分を合わせようとする発想になります。だから、いいアイデアが思いついたとしても、起業しようとか、社内で自分からプロジェクトを立ち上げようとは思えません。
いつも、既に存在しているものから選択するという発想になります。
・既に存在する会社から就職先を選ぶ、
・可能性のある仕事から職種を選ぶ
・既に走っているチームに参加する
中には自分で選択することすらせずに、「配属先は人事にお任せします」という発想になってしまいます。
せっかくやりたいことがあるのに、それが広がらないケース。そもそも自分で作るのではなく、人が作ったものに合わせようとするケース。
どちらもセルフイメージの低さが影響しています。
過去は変えられるんだ!
過去は変えられるという話を聞いたことがありますか?
もちろん、事実は変えられません。ただ、その事実への自分の解釈は変えられるのです。
誰でも幼少期からこれまで生きてきて、社会生活の中で傷を負ってきました。
私はソフトボールのチームで補欠だったことによって、
「自分は練習しても試合にすら出れない」
「目の前で起きていることの傍観者である」
「自分が目立つのではなく、人に合わせる」
というセルフイメージを作ってきました。
その結果、みんなに合わせるために、
・組織の人間関係を分析するようになりました。
・人の言動を細かく観察するようになりました。
・自分が目立つ人たちにどうやったら気に入られるかということを考えるようになりました。
この中で培ってきた
「分析力」
「共感力」
「人間関係構築力」は、
自分がコーチングやコミュニティ運営をするときに役立っています。ピッチャーをやって目立ちたかったのに、補欠で試合に出られなかったという辛い体験が、強みとして武器になっているのです。
自分には強みがある、才能がある、そう思えることでセルフイメージは上がっていきます。
もし私がピッチャーになり、試合で活躍し、いつもみんなの中心にいたら、これらのスキルは身につけられなかったでしょう。わがままで傲慢で人に共感できない自分だった可能性もあります。
あの頃の辛かった経験は、感謝に変わりました。
あなたのセルフイメージを下げている過去の経験も、解釈を変えれば、感謝できる「宝物」になります。向き合うのは辛いことですが、解釈が変わり、セルフイメージが高まれば、自分の人生やキャリアがさらに進んでいきます。1人で向き合うのが大変なら、コーチや仲間、いろいろな人の助けを借りましょう。
あなたが折角持っている「こんなことしたい」「やってみたい」という気持ちが結果的に社会を良くしていきます。
だから、みんなにもっとセルフイメージを高めてほしいと私はホントに思っています。
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