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幸せ

ガンになったからだろうか?
そうだろうな。
あまりにも「死に至るかもしれない病」は人の心にいろんな思いを起こさせる。

心のことや身体のことは、時間と共に変化して、良くなったり悪くなったり、それは自分ではコントロールしにくいこと。

この先の人生は何をして過ごせばいいのか。
いつ終わるともわからない時間の流れを気にしていても仕方ないことだな。
ひょっとすると寿命を全うするかもしれない。
はたまた、来年はいないかもしれない。
自分ではコントロールできないことに心や身体、そして時間を使いすぎるのはもったいない気がする。

幸せとは、なんだろう?

長生きすること、では決して無いだろう。
朝が来て夜が来る。当たり前のことだ。それを繰り返して月日は経っていく。
月日をこなすことが幸せではない気がする。

目の前にいる人を大切にしていますか?
自分に聞いてみる。
心配をかけるのは仕方がない。心配は彼や彼女がしてくれるものだから。するなと言ってもそれは彼や彼女の気持ちだから。

目の前の人を精いっぱい大切にして残りの人生を生きてみよう。

そしてもし出来るなら、どこかで同じように悩んだり闘ったりしている人に、少しでも癒してあげられることや、知らせてあげて役に立てることがあるなら、伝えてあげたい。

そしてYouTubeやnote に残すものは、誰の役に立っていなかったとしても、いつか僕が終わりを迎えるとき振り返れたら見てみたい。

何かを作るとき、架空の誰かを想定してその人に見てもらいたいと思っている。

目の前にいる人を大切に出来ることが、今は僕に与えられた幸せなんだろう。
どんな小さなことでも、どんな大きなことでも、必ずそばにいて手を差しのべて大切にしたいと思う。
その時間をもらえることがまた、もうひとつの幸せなんだろう。

ひょうひょうと平気な顔をして生きている。
そのなかに隠されたつらさや悲しさ、悔しさや虚しさ。そんなことにちょっとでも気付いて、そっと手を差しのべることができたら、この残りの人生は有意義なんだろうなと思う。

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