中学受験奮闘記 ⑥進学先はどこに

大阪星光合格の知らせは、西大和受験が終わった直後に長男に伝えました。長男は大きくガッツポーズして「あとは東大寺だけだ！」と翌日の受験に向けて最後の気合を入れていました。以前、我が家は大阪南部なので本命は大阪星光と書いていましたが、学力を伸ばしていく為に長男には東大寺を意識させるようにしていました。大阪星光なら通学は３０分、東大寺なら２時間。リアルには引越しを考える必要もあるギリギリの通学距離です。

そして翌日、東大寺へ長男を送迎して、その間に西大和の合格発表を見にいきました。すると「不合格」。あれっ？合格判定Ｂだったんだけど。やはり中学受験は難しいなぁと思いました。大阪星光のできが良くて気合不足もあったのかもしれません。

その後、東大寺に長男を迎えにいき、テストを終えて出てきた長男にできを聞きました。すると
「１教科めの算数で手が震えて文字が書けなかった。テスト時間の半分くらいはずっと手が震えていた。緊張したのかなぁ。」
とコメント。本人も明らかに動揺したらしく、ここでも中学受験の厳しさを知りました。その後のテストは手の震えが収まって、普通に回答できたとのことであとは結果を待とうとなりました。これでテストは終了！久しぶりに外食に行って家族みんなでお祝いをしました。

いよいよ東大寺の合格発表日。発表が行われる東大寺の校舎に向かうと、合格の瞬間を撮影しようと塾の先生達がビデオカメラを持ってスタンバイ。緊張の中、結果を確認すると「不合格」。東大寺も合格判定Ｂだったのですが、大きな壁に跳ね返されました。長男も本当に悔しかったようで、涙を見せていました。私は長男に
「俺が悪かった。４年生から塾に行かせていたら合格できていたはずだ。でも胸を張って大阪星光に行こう。」
長男も「大阪星光に行きたかったから全然大丈夫」と言ってくれまして、無事、通う中学校が決まりました。胸を張って大阪星光中学に進学です。こうして厳しかった中学受験生活が終わりました。

結局、長男の受験結果は、
愛光〇　大阪星光〇　清風南海〇　西大和✕　東大寺✕　となりました。
余談ですが、大阪星光に入学すると東大寺を合格したけど大阪星光に進学している子がたくさんいました。その親御さんに話を聞くと子供を説得するのに苦労したとのことでした。複数校を受験している子供が多いので、最終どこに入学するかはどの家族でも悩みどころとなるようです。