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PdMとしてPHPカンファレンス福岡で登壇してきました!

いまふく(@happy_imafuku)です。
2024年6月23日(土)に開催された「PHPカンファレンス福岡2024」で登壇(LT)してきました!

PHPのカンファレンスは今回が5回目の参加でしたが、登壇したのは初めてで(実は勉強会などを含めても登壇は初経験!)、登壇者としても参加者としてもめちゃめちゃ楽しめたので、振り返っていきます!

CfPに出すきっかけ

昨年のPHPカンファレンス福岡2023でPHPのコミュニティに飛び込んでから、あまりの楽しさと温かさにハマって、いつか登壇してみたいと思っていたところ、同僚のななうぇぶさん(@77web)からプロポーザルを出さないかとお誘いいただいたのをきっかけに関西・PHPerKaigi・福岡でCfPを出して、福岡で初めて採択いただきました。

エンジニア経験がなく技術の話ができない私が、どんな内容なら参加者の方々の学びになることを話せるか?、自分ならではの話ができるか? を考えた結果、「すごい」と評されているリンケージ社内のエンジニアの方々と一緒に働いてて学んだことを伝えられたら最高では?となり今回のテーマになりました。

事前準備

初めての登壇ということで時間的に余裕を持って進めたかったので、5月のGW頃から資料の構成を練っていきました。
本番前に慌てることなく余裕を持ってスライドづくりができたので、早めに着手できたのはとてもよかったなと思ってます。

進め方としては最初からスライドを作るのではなく、まずは言いたいことを発散してNotionに書いてから、それを何抽象化して構造的にしていくことで、聞いている方が分かりやすいような内容になるようにしました。
この進め方によって大きな手戻りなく比較的スムーズに内容を固めていけたのがよかったなと思ってます。

またスライドづくりの際は

  • とにかく文字大きくして、1枚のスライドに情報を詰め込みすぎないようにする

  • アジェンダを途中途中で挟んで、聞く人が構造的に理解できるようにする

を意識してました。

なお、ざっくりとした構成は5月の時点でできていて、エンジニアの方々に壁打ちしてもらって内容をブラッシュアップしようと思っていましたが、いざ壁打ちをお願いしようとなると、LTの内容がまさにご本人たちのことなのでお互い恥ずかしくてフィードバックしににくい雰囲気になりそうと思ってしまったのと、ごへいもちさん(@blue_goheimochi)から

  • 好きなこと話せばいいと思うよ

  • いかにドラを鳴らせるかが肝

というフィードバック?をいただき、結局ちゃんとした壁打ちなどは行わないまま資料作成を進めました笑。
今回は敢えてフィードバックをもらわずに進めましたが、お互い恥ずかしい内容でもない限りは次回からはちゃんと壁打ちのお願いをしたいなと思います。

そんなこんなで、3、4日前に資料が完成して、本番までに20〜30回くらいは素振りをして、当日に臨みました。

当日のふりかえり

当日はLTのトップバッターということもあって、緊張しながら登壇しました笑。
登壇した感想は、めちゃめちゃ楽しかったけど、めちゃめちゃ悔しかったです!笑

よかった点(Keep)としては、

  • 素振りの成果もあって、(話し始め以外は)スムーズに話せた

  • PCだけ見ずに、前(参加者の方々)を見ながら「伝える意識」を持って話せた

反省点(Problem)としては、

  • 5分で話し終わらなかった泣

    • タイトルは読まないはずだったのに、謎の違和感を感じて読んでしまった

    • スタッフの方から「お願いします」と言われて、緊張からかそれがスタートの合図と意識できず、5秒くらい空けて話し始めてしまった

    • 練習の時よりゆっくり丁寧に話してしまった

      • 口が回らなかった?

      • 前見て話したことで話の速度が落ちたのも影響してそう

    • 上記のことが起こるとすぐ時間が足りなくなるくらいギリギリの時間設計だった

    • スマホのストップウォッチで時間を測っていたものの、ほとんど見てなかった

      • 時間を確認するポイントを1つしか作っておらず、そこで時間を見ずに通り過ぎてしまったので確認するポイントがなくなった

  • 資料を投影する際にSlackの画面が映ってしまった笑

  • クリッカー持ってくるべきなことを知らなかった

    • もしあればPCのボタンを押していくより絶対話しやすかった

よかった点と比べて、反省点がたくさんですね笑
割としっかり準備していっていたので、仕方ないかなと思うところもありつつ、悔しくないかと言われるとめちゃめちゃ悔しいです笑

反省点に共通しているのは、素振りこそしていたものの「本番を想定・再現した素振り」はできていなかったというのがあって、スタッフの方からパスをもらうことや画面を投影すること、前見て話すことなどは素振りのときはまったく意識できてなかったなと思いました。

次登壇する際(Try)は

  • できるだけ本番と近い想定で、素振りを重ねる

    • モニターに繋げる

    • 立って話す

    • スタッフの方の「お願いします」を言われたと想定で、スマホのストップウォッチを開始する

    • ストップウォッチを確認する

  • 想定外のことがあったり、少し時間が短くなっても余裕があるくらいの時間設計にする(30秒くらいは余裕を持っておきたい)

  • 時間を確認するポイントを目次ごとに作っておく

  • 素振りの時にやってないこと(話してないこと)はやらない

    • 謎の衝動に駆られても我慢する

  • クリッカーを持っていく

  • Slackはじめ、資料以外のページは閉じておく

というのをやっていければと思ってます。

そーだいさん見てますか?
ちゃんとポストモーテムしましたよ。

他の方からのフィードバック

登壇が終わってからは、ありがたいことに多くの方からフィードバックをいただきました。
特に嬉しかったというかそれはそうだなって思ったのが、

次は15分枠で話してほしい

というのがあって、CfPの内容に対して適切な時間枠で応募することも大事だなと思いました。
(LTだからこそ採択いただいたところもあると思うので、なんともいえないですが、、笑)

次からはどの時間枠で話すと聞く人が満足してもらえるかまで意識してCfPを出そうと思います。

参加者としての感想

ここまで登壇者としてのふりかえりを書いてきましたが、純粋な参加者としての感想も書いていきます。

印象に残った登壇

10社以上のCTO/技術顧問を経験して見えた、技術組織に起こる課題と対策(大谷 祐司さん)

CTOや技術顧問として経験されてきた課題とそれに対する打ち手を紹介する内容だったのですが、
課題があるあるで、かつ重い内容だったこともあり、とても勉強になりました。

特にリリースからPMFまでのフェーズが印象に残っており、PdMとして組織課題に向き合う際の参考にしていこうと思います。

  • 課題1:顧客や上位ステークホルダーの声をもとに行き当たりばったりの開発をして、作っただけで満足して効果検証しない

  • 解決1:

    • データを基にした判断や効果検証をする

    • 仮説や目的を持ったロードマップを作る

  • 課題2:別部門が何をやっているのか分からない

  • 解決2:

    • 他チームとの交流の場を設ける

    • 他チームの目標・現在地・アクションプランを共有しあって把握する

PHPでデータベースを作ってみた(富所 亮さん)

技術的な知識が圧倒的に不足している私ですが、 hanhanさん(@hanhan1978)のやってみたシリーズは毎回楽しく聞いていて、普通ならやらない・難しいことを、技術力と熱量と根気で乗り越えているところが本当にすごいなと思って聞いています。

冒頭の方での言葉が特に好きで、

不格好でもいいので、動く完成品を作る

というのはプロダクトを作っていく際にも基本になってくる考え方だと思っていますし、これから技術の勉強をするために何かしら作っていく際は意識したい重要なことだなと思いました。

ランチ

ランチではカンファレンス会場と同じフロアにある「レストラン まゆ」で、いちかわさん(@cakephper)親子・きんじょうさん(@o0h_)・スタヰルさん(@stwile871)・まきまきさん(@_mkmk884)・ななうぇぶさんと食べました!

ステーキピラフ

外は大雨で昼休憩時間も60分ということで、会場の本当にすぐそばで食べられたことが大きかったですし、ステーキピラフもめちゃめちゃ美味しかったので大変満足でした!

ランチは夜の飲み会と同等かそれ以上に、話したことがない人と交流するチャンスなので、今回もまだ交流したことない方とたくさんお話できて何よりでした。

懇親会・二次会・三次会

福岡の夜は長いということで、公式懇親会で飲んだ後も、非公式二次会、ラーソン三次会まで参加して楽しんできました笑

登壇者として飲み会をやると、初対面でも自分のことを認知してくれている方がいるので、それきっかけで会話が生まれるのがとても嬉しかったです。
「コミュニティに入っていくには、まずは登壇しよう」とよく言いますが、まさにその効果を実感しました。

いろいろな方とお話できたのですが、特に非公式二次会でいちかわさんとがっつりお話できたのがとてもありがたかったです。

PHPカンファレンス福岡2023でいちかわさんがお話されていた「VAddyが全く売れなかったが、我慢して闘い続けた結果、爆発的に売れるようになった」という内容の講演が今でも記憶に残っていて、今回はそれについていろいろ聞くことができました。

  • 打席に立ってないとチャンスはつかめない

    • 打席に立っていたからVAddyはチャンスをつかめた

  • VAddyの場合は、セキュテリィチェックというチャンスが来て、そこにベットしてプロダクトの価値を見出すことができた

  • 長年売れなくても続けていられたのは、スタートアップ所以でそこが強み

PMFやGTM(GoToMarket)を考えるPdMにとってはとても心に来るものがあり、勉強になりました。
ちなみにいちかわさんの福岡の講演で使われている8年間の売上の成長グラフのスライドがとても好きで、自分のnoteでもオマージュしていたりします。

最後に

初めてPHPカンファレンスで登壇者として参加しましたが、とにかく楽しかったし、とてもいい経験になりました。

登壇することによって学びを言語化して抽象化する機会になりますし、コミュニティでの交流のきっかけにもなって、CfPを出して登壇できて本当によかったなと思いました。
これからもCfPネタを考えて、どんどん出してみようと思ってます!

聞いていただいた皆様、スタッフの皆様、お話いただいた皆様ありがとうございました!

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