統合失調症を生きるということ

統合失調症の回復への道すじは、時間がかかります。だからといって、その時間は寄り道でもなければ、ムダでもないはずです。
統合失調症を生きるということ、その意味をわかるまでのプロセスには、平穏無事な暮らしよりも、もっと人生の重みがある、と。
病気をくぐり抜ける体験は、ときによい形で人を成熟させます。患者さんの中には、なんともいえない味のある人柄になるかたが少なくありません。これもまた人生だと思うのです。

統合失調症 治療・ケアに役立つ実例集
春日武彦監修
主婦の友
P129

人生で起こる出来事はすべて必要。
神様は乗り越えられない試練を与えない。
統合失調症になることで人生を深く味わえる。
病気は人格的にも成長するチャンス!

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