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【週刊(!?) #おせっかい不動産 】大家さんだからできる応援のカタチ 〜ワカモノにもおせっかい〜
「個人で管理している物件もあって・・・。ちっちゃい戸建てやねんけどその話もしとこかな」
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週刊(!?)おせっかい不動産。
今回は「物件を借りづらいのは、高齢者だけではない」というお話です。
若くても、借金とかもしてなかったら別に大丈夫やろ。
・・・でも、実はそうではないらしい。
「ちっちゃい家やけど、総場でもちょっと安い金額で貸しますって僕のSNSに投稿したのよ。そしたら・・・」
この子を応援しよう。
その物件は早いモノ勝ちじゃなくて、何組かお会いして決めたんよ。
「あ、この人いいな」って思った人に住んでもらいたくて。
そこでYくん(家名)って子に決めたんやけど、その子のお父さんとつながっていてね。お父さんがSNSの投稿を見つけてくれたんよね。
当時、大学を卒業したYくんは東京の大手代理店で働いていました。
しかし仕事で忙殺される日々が続き、地元の神戸に帰ろうと考えていたそうです。
そんな時、お父さんからシェアされた記事を見たYくん本人から、アフロさんあてに連絡が来ました。
その後、直接会っていろいろ話してみたんよね。
なんで帰って来たの?とか。
そこで、「神戸には帰ったとしても、実家には戻りたくない」「戻るとしてもひとり暮らしをする」
そんな決心を応援したくて、彼を選んだんよね。
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ワカモノも実は家を借りにくいらしい
そもそもなんやけど、家を借りるって収入がないと借りれないんよね。
高齢者が借りづらいとはよくあるけど、ワカモノであってもいろんな問題があって。
例えば無職だと、契約主として借りづらいよねってなってしまう。
その場合は「貯金残高がめっちゃありますよ」なんて証明出したりとかって方法はあるんやけれども・・・。
仕事についてないと、家は借りずらい。
なぜなら信用がつかないから。
収入源もハッキリしていない、見ず知らずの人に貸してしまうと家賃を滞納されてしまうかもしれない。
そんな人が、もしいつまでも仕事が決まらなかったら・・・?
信用がない=貸さない。
家を貸す側からすると、家賃を払えないかもしれない人に家を貸すのはとてもリスキーな選択なのです。
借金もしてないし、借りれるでしょとかって思うかもしれんけど。実は若い人も家を借りにくい。高齢者に限らず、若者も借りづらい現状なんよね。
高齢者だけではなく、若い人の中にも生きづらさを感じている人は一定数いるかもしれません。
Yくんの前に住んでいたワカモノの話
Yくんの前に住んでいた人もそうやったんよ。
その子に対しても同じことをしてあげてたな〜。
ある日、当時運営していたシェアハウスに来た問い合わせ。
「そこ、カップルで住めますか?」
話を聞くと、三重県から2人で引越し先を探してる。
仕事は神戸に行ってから探すという状態でした。
シェアハウスでも良いけど、2人で住むんやったら別の物件の方が良いんちゃう?
ということで、まだ残置物も残っているリフォーム前の物件を案内しました。
今からこれ綺麗にする予定なんやけど、どう?って聞いたら、
「ここがいいです」って言うてくれて。
「いつ来んの」って言ったら、
「2ヶ月後です」って言うてて。
「じゃあ、それまでに綺麗にしとくねー」って。
それから2ヶ月後に住み出したって感じかな。
大家さんだからできる、ワカモノへの応援
人によっては、入居してはじめの3ヶ月を無料にしているそうだ。
例えば家賃を5万円とすると、3ヶ月で15万円。なかなかの金額だ。
一体なぜそのようなことをするのだろうか?
まず、
①家を見つける。
②次に仕事を見つける。
そこまで1ヶ月は絶対かかる。
次に、
③働き出す。
そして、
④給料が口座に入る。
それまでふまえると大体3ヶ月くらいかかってしまう。
貯金はあるかもしれんけど、いきなり家賃を請求してもしんどいと思うんよね。
だから、「3ヶ月家賃を無料にしてあるから、頑張って仕事見つけ」って言ったりしてて。
そしたらその人も頑張る気になるかなと思って。
信用ってなんだろう?
改めて住民さんをどうやって選んでいるのか聞いてみました。
あー、なんか困ってそうな人やね。
あとは、単に安いから住みたいではなく、これから頑張ろうとしてるけど物件を借りにくい人とかね。
今回はお父さんとの関係性があったことと、本人の気持ちや人柄を感じたから。まぁ、でも信用だけがあるからかな。
信用がない=貸さない。
一般的な信用は「経済的」「社会的」な部分を差しますが、今回の信用は「繋がり」や「顔の見える関係性」から生まれるものです。
言わば、人と人としての信用です。
同じ信用という言葉ですが、何を基準にして信用を判断するのかの違いがあるだけ。
ただそれだけの話なのかもしれません。
大家さんだからできる応援のカタチ
物件を借りることは、収入がないと難しいことが多いです。
高齢者に限らず、若い人でも収入が不安定な場合は、家賃を滞納するリスクがあるとして、貸し手からの信用を得ることが難しい現状があります。
しかし、そんな中でも、お互いに信頼関係を築き、話し合いを重ねることで物件の借り手と貸し手が出会うことができます。
そんな出会いがあったYくんのように、借り手と貸し手がともに幸せになれる出会いが増えることを願っています。
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