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pasteltime
なんてことない話ができればそれでいいの。
「大豆の生産量ってどこが1番なのかな」
節分であまった豆をつまみながら話す夜。
こんな、取るに足らない話がしたかった。深い意味なんて、難しい話なんていらない。
米は硬めがいいとか、舞茸は天ぷらで食べるのが最高だとか。
話しても何も変わらないようなことが、ぽろっと口から出たとき。本当に心地よい空間にいるのだと感じる。
意味のない話をするのは、私にとってとても大切で意味のある時間。
なんてことない話をするこの時間が何より愛おしくて、しあわせ。
ただ、この時間は制限付き。
それまでに、どのくらいなんてことない話しができるのかなあ。