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キャバクラは楽しい、という話

俺はキャバクラが好きだ。もちろんクラブ(踊る方ではなくママのいる方)やスナックも好きだ。
だがこれを言うと、かなりの確率で『キャバクラって何が楽しいの?』という疑問をぶつけられる。そんなもん、楽しいから楽しいのだ。だがこれでは話は発展しない。
ここは、キャバクラの楽しさが分からないという人の思考をトレースしてみよう。

まず大前提としてここで想定しているのは、酒の席や皆でワイワイ楽しむことは好きという人達だ。分かりやすい言葉で言えば、パリピであったり陽キャタイプの人。そもそも人と関わること自体苦手な人がキャバクラを好まないのは当たり前の話なので、ここでは考慮しない。
さて、そんなパリピ連中が、なぜキャバクラを好まないのか。それは、彼らのプライドが高いからだと思う。キャバクラというのは、ぶっちゃけて言うとお金を払った見返りに女の子にチヤホヤしてもらうところだ。プライドの高い彼らは、そもそも金でチヤホヤを買う事をダサい、情けないと解釈しているのだ。もっと言うと、自分はキャバクラなんぞに行かなくても、いろんな人から尊敬されたり、好意的に接してもらえる人間なのだと、そう思いたいのだ。
きっと彼らは、付き合いなどでキャバクラに行くことになった時も、『俺が客だから君たちホステスは誉めそやしてくるんだろう、俺はそれを見透かしているぞ』とスカしたバリアを張っていることだろう。

だが言うまでも無く、金によってチヤホヤされるシチュエーションを得ることは、別にその人の普段の価値の無さを裏付けるような事ではない。
そして、金を払った客だからチヤホヤされる。一体これの何が悪いというのか。例えば行きつけのコンビニや定食屋で、馴染みの店員が愛想よく接してくれることに対して『金を払ってる客だから良い顔をするんだろう』などと考えるか? 表面上の好意を、表面上で嬉しそうに受け取ればいいのだ。そもそも、全ての人間関係はそんなものだろう。

彼女たちはプロとして我々をチヤホヤしてくれている。そのプロの接客力に、素直に感謝すればいいのだ。
普段から外見を磨き、色々な話題を身に付け、スペシャルなレディーとして振舞ってくれる。そんな彼女たちと会いたい時、喋りたい時に対応してもらえる。そりゃあ多少の金は発生するし、その価値もあるというもんよ。

或いはキャバクラに行くことで、普段自分と友好的に接してくれている人が如何に気を使ってくれていて、如何にこちらを立ててくれているか。それに気付けるということもあるかもね。

さ、シャンパン入れましょ。

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