病気になったよ4 同じ日はこない
蜂窩織炎のその後が思わしくなかった。
毎日痛みで泣きそう、ヘトヘトであった。
激痛だわ、はよ帰りたいと思って会計を待っていたら亡くなった父にそっくりの人がいた。車椅子で介護施設のかた?らしき人が側で手続きをしている。マスクで見えないが多分よく話せないのだろう。モグモグと口が動くのがわかる。
父は数年間寝たきりだった病院の中で。色々ありそのころは疎遠だった。突然倒れたと夜中に電話があり、ずっと病院だった。
後の祭りってことは後にならねばわからない。
逃げていきていては仕方ない、手をつけなかったからだから、何もできなかったのだ。
父のそっくりさんを見ながら、そんなことばかり頭のなかはいっぱいになった。
2度と同じ日はこない、身近に死を。同じ人はいない、もっと身にしみるように。
今回の病気は色んなことを思わせるね。