猫3
あなたに聞きたいの
あなたの優しい腕をすり抜けて
逃げ出してしまった私
寂しさ鍛えられなくて
甘えてる時の幸せより
待ってる時の寂しさが辛くて
あなたの元を離れたの
離れてみて
一人になったら
もっと大きな孤独に襲われて
あなたの腕の中の温かさが
どれほど心地よかったのか
分かってしまった
無くしてから気づいてももう遅いの?
あなたの腕に戻りたいの
キマグレネコのように
あなたの腕にするりと潜り込むことは
もう出来ないの?
あなたは一度逃げ出した
キマグレネコを
もう一度抱きしめてくれますか?