あなたを見ていると

一緒にいていつも　驚かされる

例えばカフェのスタッフさんと
すぐに仲良くなってしまうこと
なぜか　2回目で顔を覚えてもらえてること

例えばコンビニで買い物をした後
ありがとう　とこちらから言ってしまうこと
周りの人に気持ちよくいて欲しいと思ってしまうこと

謎のサービス精神みたいなものが
いつも動いていて
見えないアンテナのようなものが
多分あなたにもついているのだ

若い頃
彼とランチをした時に
お皿を下げにきたスタッフさんに
ごちそうさま　と笑顔で言ったら
そんなに笑って言うことないんじゃない？
と　機嫌悪く言われて　
当たり前のようにいつもしていたことなので
何を怒ってるのか分からなくて
変なやつ
と思った
美味しかったです
と付け加えるともっと不機嫌になる
だって美味しかったよ？

それからも度々彼は同じようなことを言い
遂には
オマエは誰にでもニコニコしすぎ！
俺にだけにして！
みんなにそんなにニコニコしないでいいよ！
と言われた
その時初めてジェラシーだったのかと
ちょっとおかしくなったのを思い出す

今　一緒にいる人は
その頃の私とまるで同じ行動をとる
みんなにニコニコしているし
買い物しても食事しても
そこにいる人を和ませる
だからすぐに覚えてもらえて仲良くなる

気持ちいい方がいいじゃん

それだけだよ

そんなところが同じすぎて
だから一緒にいると楽になる
自由になれる
まんまでいいから

見えないアンテナのようなものは
しまってきたけれど
あなたといたら　同じ高さに伸ばしていても
一緒だから　大丈夫

あなたを見ていると
自分を見ているようで
自分を認めたような気持ちになるから
こんなに楽なんだと

あなたを見ていると
驚かされることが多いよ