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第四期パウパー東海王決定戦 備忘録

 こんにちは、みやまです。普段は名大ポケモン研究所というサークルでポケモンカードなどをしています。
 今回は晴れる屋大須店にて開催された第四期パウパー東海王決定戦に参加したので、その備忘録としてこのnoteを作成しました。拙い文章ですが、よければ最後まで見ていただけるとありがたいです。

使用デッキ

今回使用したデッキは青単テラーです。リストは下の通りです。

サイドボードは右側の15枚です

 リストはほとんどテンプレに近いので、採用理由等は割愛します。
 簡単にデッキの説明をすると、このデッキは『渦まく知識』『思考掃き』『留意』などで高速で墓地にインスタント・ソーサリーをためていき、早期に『トレイリアの恐怖』『謎めいた海蛇』といった重量クロックを戦場に送り込むデッキです。早ければ3ターン目に5/5の蛇が1~2体並ぶため、デッキによっては対処が困難、ないしは不可能です。適当に蛇出すだけで相手が死んでいきます。

 蛇を出した後は『対抗呪文』などの打ち消し、『断絶』といったバウンスで相手のテンポを奪い、速やかにゲームを終わらせます。ただし、長期戦になった際にも『綿密な分析』『ロリアンの発見』といったリソース札があるため、案外粘り強いデッキになっています。特に『ロリアンの発見』は島サイクリングで序盤のマナ基盤を安定させつつ、後半は3ドローになるため小回りが利いて非常に強力です。
 デッキのカードがクロック、ドローソース、妨害(打消し・バウンス)の三種類しかなく、墓地をためて蛇を出すだけでも強力なため初心者でも使いやすいデッキとなっています。

 このデッキを選んだのは、僕がクロックパーミッションといったアーキタイプが好きだからです。クロックパーミッションというアーキタイプはMTG特有のもので、戦略として非常に美しいと感じています。環境的にはゲート系デッキの台頭によって立場が弱くなっていますが、まあ何とかなるやろと心中することを決意しました。

当日の結果

 3-2で9位、オポ落ちでした。以下、マッチアップの軽い振り返りです。

1戦目 ボロスゲート 0-2 ✖

 『バジリスク門』の起動型能力で『戦隊の鷹』などの貧弱なクリーチャーを強化する中速デッキです。ダメージをシャットアウトする『虹色の断片』、絆魂かつ不朽持ちの『聖なる猫』などのせいで全然ライフが減らないうえ、何よりバジリスク門の+修正能力に打ち消しが当たらないため、非常に不利なマッチアップです。どの試合も後手3ターン目で蛇はおけたものの、順当に相性差で負けてしまいました。

 サイド後に相手の『紅蓮波』『赤霊波』を警戒して『水流波』を3枚サイドインしましたが、相手はサイドに『紅蓮波』『赤霊波』を入れていなかったため、無駄サイドとなってしまいカード1枚分損してしまいました。マナフラッドしてしまったのもつらかったですが、やはりこれが大きかったと思います。要反省。

2戦目 カルドーサレッド 2-0 ○

 『僧院の速槍』『稲妻』はもちろん、『カルドーサの再誕』→『ゴブリンの奇襲隊』といった必殺技も搭載している速攻デッキです。3~4キルが現実的に行え、こちらが準備している間に走ってくるためメインは不利がつきます。しかし、サイド後は赤単キラーこと『水流波』『青霊波』が計8枚入るため、相性は多少改善されます。

 メイン戦、先行1ターン目の『秘密を掘り下げるもの』を『稲妻』でいなされ、『カルドーサの再誕』で面を横に並べられた際はやばいと思いました。しかし、蛇を3枚引くことができたため、1枚1枚のサイズでメインを取ることができました。

 サイド後は『水流波』『青霊波』を計8枚突っ込み、ほぼ何もさせることなく走りきることができました。相手が『大祖始の遺産』を引いたタイミングが遅かったのも大きかったです。総じてデッキに勝たせてもらったゲームだと感じました。

3戦目 壁コンボ 2-0 ○

 身内戦でした。
 各種防衛クリーチャーを並べていき、頃合いを見て無限マナを生み出すコンボデッキです。妨害がないと先手4キルをしてくることもあるデッキですが、打ち消しをしっかり当てることができれば動きは止まる上、バウンスも効果的です。

 メインは『秘密を掘り下げるもの』と蛇、バウンスでテンポを取って順当に勝利しました。サイドは相手がダブマリした上にこちらが3ターン目以降蛇をどんどん送り出せたため、走りきることができました。コンボ対クロックパーミッションはどのフォーマットでも緊張感があって僕は好きです。

4戦目 壁コンボ 1-2 ✖

 まさかの壁コンボ2連戦。

 メインはこちらがダブマリしたうえでの後手4キルのドブン。こちらの土地が1枚で詰まってしまい、満足にカウンターも構えられず死にました。『渦まく知識』『留意』があり、先手1ターン目『秘密を掘り下げるもの』ができたためしゃーなしキープしましたが、こればかりは運がなかったです。

 サイド1戦目は逆に相手がダブマリからスタートし、『紆余曲折』を打ち消し、テンポを取って走りきることができました。『昆虫の逸脱者』や各種蛇を打ち消しのサポートありで投げつけることができたため、まさに理想の動きができたと思います。

 サイド2戦目は先手2ターン目の『紆余曲折』を消すことができず、さらに『斧折りの守護者』『電位式錬金術師』がめくれてしまい、早期に無限マナコンボが決まってしまい負け。かなり山札を掘ったものの、肝心要の『対抗呪文』にたどり着くことができず、手札に『呪文貫き』がいっぱい溜まってしまいました。

5戦目 黒単 2-1 ○

 『チェイナーの布告』『喪心』といった単体除去がメインから大量に入っており、これで盤面をさばきつつ2/2のクリーチャーでちまちま殴り、最終的には『アスフォデルの灰色商人』『カザド=ドゥームのトロール』などでフィニッシュします。青単テラーは往々にして布告除去の入ったデッキが苦手です。

 メイン1戦目は大量の除去で蛇と『秘密を掘り下げるもの』が品切れとなってしまい、統治者を取り返せず負け。

 サイド後は『秘密を掘り下げるもの』の代わりに入れた『つぶやく神秘家』が大活躍し、要所要所をカウンターでさばいてなんとか勝つことができました。

東海王を終えて

 MTGで競技志向の大会に出るのは初めてだったので、緊張でうまいプレイができかったことが多かったです。特に『渦まく知識』の打ち方は今振り返るとお粗末な部分が多く、改善の余地は大いにあると感じました。

 11月の頭には『第5期パウパー神決定戦』があります。練度不足なので僕は参加しませんが、プレイングを上達させて6回目のパウパー神には参加したいですね。

 備忘録は以上になります。この記事を読んだ人の『秘密を掘り下げるもの』が先手2ターン目に変身することを願っています。では!


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