派閥争いは楽しい
先日、弊社で派閥争いが勃発しました。
従業員6名と圧倒的に小さな会社でありながらもそんなことが発生するのだからほとんどの企業でもそういうことは起こりえるのだと思います。
弊社で勃発した派閥争いは完全に社長(私)と立ち上げメンバーの真田、そして事務のおばちゃんを一つの派閥、二つ目が営業マン4名です。
ここからはどうしたって私の主観からの話になってしまいますが営業マン4名は3月ごろから数字が目に見えて落ちてきておりました。
私が指摘すると「営業エリアの場所が~」とか「他社の営業からも話を聞いてた~」と言い訳にもならない言い訳をしてきていたのですが表面上は私にも良い顔をしながら「頑張ります!」と言ってくるのです。
真田の事務のおばちゃんも彼らの仕事っぷりに不満が溜まっており毎日私に「これ、どうするんですか?クビにしないんですか?」
「こんな数字で給料もらえるなんて良い会社ですねぇ」
などとこっちの対応にも右往左往しました。
私がそんな感じで右往左往している中で3月に営業が一人去り、5月に営業が一人去り。
かなり雰囲気が悪かったです。
毎日毎日数字をあげてこない営業。
一人で黙々と数字をあげてくる真田。
ふと、以前働いていた学習塾の専務が言っていたことを思い出しました。
「派閥争いはやってる方はすごく面白いんだよね。本来企業は競合他社を相手に戦わなくちゃならないんだけどどうしたって相手の具体的な顔や仕事が見えてこない。社内での派閥争いは相手の表情とか成績までばっちり見えるからダメージを受けたり与えたりがわかりやすい!」
結局後手後手に回りましたが残った営業も6月で解雇しましたがその影響で事務のおばちゃんも切らざるを得なくなりました。おばちゃんには本当は残っていただきたかったのですが真田の営業数字だけではどうしてもおばちゃんの人件費までを賄うことができなかったのです。
まぁその後の真田のスッキリした話し方!
4人の営業マン達については私のマネジメントが上手く出来てなかったってのがもちろん一番の要因なので全社員に大変申し訳ないと思っています。
ただ4人の営業マンが赤字というのであれば経営者としては切る以外の選択肢はあり得ません。
結局4人の営業マン達も数字をあげてきた時期があったからまたそれに戻ってくれる事を期待して私自身が信じ続けたってのが会社の赤字を垂れ流してたんだと思います。
やっぱり自分の部下を信じたくなるんですよ。部下がどれだけ私を信頼してなくてもどれだけサボっててもどれだけ成長する気が無くてもやっぱり「もっとこうしたらやる気になってくれるんじゃないかな」とか「気持ちを切り替えて数字をあげてきます!」とか言われたらそれだけで信じちゃうんですよ。まぁ真田は一切信じてませんでしたけど。
今回学習したことは赤字になりそうな人材は早めに切るべきという事と経営者は従業員よりも会社の存続のために何をするべきなのかを第一に考えるという事です。
実際に彼らを切ってからというもの会社が良い方向に転がってきています。切るのはすごく大きな決断ではありますが切った方がいいのかなぁは恐らく切らなきゃいけないんだと痛感した出来事でした。