某大手学習塾③(従業員を育てるという事)
とにもかくにも問合せの多い教室でした。
異動先の教室は問合せがひっきりなしに来る教室で生徒が多すぎてすぐに教室に入りきらなくなってしまいました。
この頃が学習塾で一番仕事が楽しかった時期だと思います。
問合せが多いから営業スキルもぐんぐん身について授業料も潤沢、夏期講習などもゴリゴリ販売することが出来て給与も鰻の滝登りでした。
この教室で身についたことは営業スキルだけではなく実はアルバイト講師たちのマネジメントもすごく身につきました。
仕事を教えるという事の面白さ
同じことを同じ量だけ教えて、それができる人がいればもちろんできない人もいる。
もちろん個人の能力の差なのだが出来なかったことが出来るようになっていく様子を見ていくのが非常に楽しい。
これは子供に勉強を教えていた時のアルバイトの経験が非常に役に立ちました。
「その人が成長しないのは教えている私の責任」
「その人が出来ないのは『この人なら出来るだろう』と考えて採用した私の判断ミス」
この考えは当時から今まで一切変わっていません。
よく「どうして出来ないんだぁ!?」って怒る上司やおっさんがいますがまずは自身の指導能力を疑ったほうがいいと思います。
人には必ず成長欲求というものがありそれを適切に刺激することがマネジメント層の仕事です。
例えばあなたがその成長欲求を今持たれていないというのであればそれは十中八九あなたの上司に責任があります。
しかし難しいかな、上司のせいで成長できないとは言ってはいけない。
子どもでも会社員でも親や上司は選べません。
どれだけ、貴方の周囲の他者や環境に原因があってもそれを理由に成長を止めてはいけません。
周囲の人や環境はあなたの人生の責任を絶対に取ってくれないからです。
あなたの人生の責任を持つことが出来るのはあなただけなのです。
この学習塾では
営業力、マネジメント、そして運営方法をしっかり身に付けることが出来たように思います。