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BLドラマ「飴色パラドックス」に花束を
飴色パラドックス懐かしい!当時めちゃくちゃハマって読んでいました。
原作の第1巻発売は2011年です。
え?
???
に、2011年…?……??それって…?
それってもしかして小学生が成人する時間、過ぎてる…ってコト?
待って待ってこわい2011年って何?
何年???昨日????
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すみません。時の流れ濁流すぎてちょっとパニックになってしまいましたが、イケメンを見ていったん落ち着きましょう。
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いやイケメンが過ぎる。
過ぎちまってんだよ軽く標準値をよ。
特に攻め・蕪木元治役の山中柔太朗、君だ。
その鎖が似合うのはドーベルマンだけだと思ってました。
正直原作の蕪木とイメージ違いましたが、なにしろ顔が好きだ。山中柔太朗、君だ。
もちろん受け・尾上役の木村慧人くんも人を殺せるレベルの目力と輝きとかわいさです。
ただわたくしとても心配なことがあったんです。視聴前にTwitterなどで情報を探していて散見された不安ワードがこちら。
「棒」
棒なんですか…?
いやこれだけBL需要が高まって内容も演者もレベルが上がってる日本BLドラマ界ですよ?
演技指導だってちゃんとしてるだろうし、いうても観ていくうちにだんだんよくなっていくパターンだと信じていざ視聴。
※流れるようにネタバレしてます。
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結構しっかりめの棒でした。
このシーンも、原作では蕪木が小慣れた感じでスマートに尾上をからかってたはずなんですが、ぎこちなさすぎて自転車だったら油さしてる。
でも顔がいいんだよなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
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山中くんはこのクールな表情がとても似合いますね。気怠そうで陰があって、どこか寂しそう。
クセのある明るい髪が甘さを足してて完璧です。
笑うとまた印象が変わって宝塚の月組になります。
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この笑顔で救える命がある。
いま、この瞬間にも。
演出が不在
私、一生懸命探しました。
机の中も鞄の中も探して、探すのをやめて踊ってみたりしたんですけど見つかりませんでした…。
どう考えても演出が不在なんです。
特に1話。
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週刊誌でゴシップを追うカメラマンをしている蕪木。
同じ会社で記者をしていた尾上とコンビを組むことになり、女優のスキャンダルを撮るため車の中に隠れて張り込みするふたり。
その距離約2.5メートル。
はいチーズ!ってくらいの距離でデカカメラむきだしで隠し撮りしてるの破天荒すぎるだろ。
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ヤクザの事務所前で張り込む尾上。
だから近すぎるんだって。なに?付き合って1週間目の重い女?
さすがに作り込みが雑すぎて違和感が強く、尾上もただのアホになってるのがつらい…。
時間とか予算もあるとは思うけど、大事な1話はもっと丁寧に作ってほしかったなぁ。
でも顔がいいんだよなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
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このスーツ金髪メガネ税理士若手見習いの彼を雇いたい。
報酬を税金1000%込みで払わせてくれ。
ここ3話ラストで蕪木が尾上に告白するシーンがあるんですけど、このあたりから山中くんの演技が少しずつ良くなってきたような気がします。
台詞に抑揚がついて感情が込もってきてそして顔がいいです。
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ただここでのイチャイチャシーンは、ムーディなBGMとともに尾上の襟元を永遠にサワサワし続けるという高度なプレイだったんですがこれマジでなにしてたん?
3話以降、ぐらつきだす棒
蕪木と尾上の距離が近づいていくと同時に、山中くんと木村くんの雰囲気も柔らかくなって信頼が生まれてきているように感じました。
ここまでほぼ触れてなかったんですけど、木村くん演じる尾上がどんどんかわいくなっていくんです。
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分かりやすいほど単純で素直で、蕪木の人たらしな言動にやきもきして嫉妬して、振り回されてぐるぐるなって幼馴染がいる居酒屋でボソボソ愚痴ってるの控えめに言ってかわいすぎて全人類が病めるときも健やかなるときもその命ある限り真心を尽くすことを誓うだろ。
最終回あたりになると、もうなんか棒であることも馴染んできてもともとこれが尾上の自然体なのでは…?って思えてくるし、棒が味にさえ感じる。うまい棒。
あと尾上って蕪木に抱きしめられると、めちゃくちゃいい顔するんですよね。本当に嬉しそうでかわいい。こっちまで嬉しくなっちゃうから一生抱き合っててほしい。
あとこれは木村くんファンからしたら常識当たり前今更すぎて逆に気づかなかったかもしれないのですが、笑顔の造形が完璧なんです。ほぼハリウッド女優です。
あと8話での泣き顔がかわいくて涙が美しすぎてただの人間国宝だった。
あと尾上って大体いつもデカめのカーディガンを着てるので周りと比べると小さく幼く見えるのがうまいなぁと思った。女の子とイチャついてる蕪木を見て、萌え袖でぎゅって握り拳しながら悪態つくのは無自覚だとしたらそれはもう大罪です。蕪木と視聴者の心を盗んだ罪で懲役5億年。
あと「あと」が82個あるんですがもういいですか?
沼はすぐそこ
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初々しさ全開のふたりや演出の不在などで序盤でリタイアした人もいたかもしれない。
原作ファンの嘆きも見かけなかったわけじゃないけれど、最終回を観終えた私は山中くんと木村くんの飴色パラドックスが大好きになりました。
新しい形の蕪木&尾上コンビを作ってくれたと思う。
後半、ふたりの間に溝ができてお互いに辛そうな顔で悩んでる姿は胸が痛くなったし、最終回でふたりが結ばれたときは感激してお祝儀袋を買いに行きそうになりました。
未見の方はぜひ最後まで、かぶおのコンビを見守ってあげてほしい。
そこにはきっと沼がある。
しかし…
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