FP1級実技体験記【1回目の不合格体験記】
どうもFP1級実技試験に2回連続で不合格した者です。
私は、金融機関に努めて毎日お客様と接していながら、そしてFP1級実技試験対策を人並みにしていながら2回連続で不合格でした。
そしてこの経験がかなり珍しくよく人から話を聞かれるためまとめておきます。
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FP1級実技試験に不合格だった要因【減点ポイント】
結論から言って、私は顧客目線での提案が出来ていなかったがためにFP1級実技試験に1回目は不合格となりました。
そりゃそうだろ。顧客目線に立てよ。と思うかもしれませんが、ここがFP1級実技試験の難しいところです。
実際見ていただくと、Cの「顧客の側に立った対応」が60点中25点だったのです。
ここで60点の満点は無理です。
しかし、いろんな合格者不合格をみて、35点はないと受からないです。
FP 1級 実技試験は 面接試験です
ハガキの通り合否判定の際にどの分野で何点失点していたかわかりますが、具体的にどこが悪くて失点に繋がったのかまでは分かりません。
私の場合「顧客目線に立て」こう言われても「立ってたけど?」となるわけですが、明確に一つ心当たりがあります。
結婚子育て贈与の分野があたったときです。
結婚・子育て資金の一括贈与の非課税制度の概要
私はここの分野の中で面接官が明らかに嫌な顔をするタイミングが印象的でした。
それは私が本分野について説明やメリデメ、提案を完璧に終えたあと雑談のようなフェーズで「受贈者からしたら贈与が必要かどうか確認すべき、お金もらって頼りたくない人もいる、自立したがる若者も多いよ」的なニュアンスの話をしました。(あくまで雑談フェーズでです)
ちょっといらないこと言ったなとは思いましたが、これくらいしか減点ポイントに心あたりがありません。
この試験はFP1級実技試験です。お客様は基本的に贈与者であることがおおく、わたしの発言は受贈者側の勝手な妄想。
お金の出してである贈与者側に寄り添って発言してあげるべきだったのです。
お金を出す側からすると気持ちよくと金を渡してあげたい。
この観点認識が弱かったです。
この試験は合格者が多いからこそ減点方式です。
面接官は常に減点ポイントを探しています。
そして、面接試験は好き嫌いが最も反映される試験でもあります。
面接官は贈与者側の年齢に近く、気を悪くしたのかもしれません。
また、面接官に嫌な顔をされてから調子狂い「問題解決策の検討分析」にも影響が出たことを覚えています。
教育資金贈与とこの結婚子育て贈与が頭の中で混ざってきたんです。
「これはどっっちだったかな?」で減点している自信があります。
そもそも制度内容ですが、祖父母や父母から、子や孫に対し、結婚・子育て資金を一括で贈与する場合に最大1000万円まで非課税となる制度です。
こちらも教育資金贈与同様、祖父母や親からの結婚・子育て資金の必要な「都度」の拠出は非課税ですが、こちらの活用により、将来にわたる結婚・子育て資金を「一括で贈与」を非課税で行うことが可能となります。
この「都度」と「一括」の知識のツメの甘さがありました。
FP1級実技試験対策では贈与 絡みは完璧にしておくべきです
なぜなら 設問に出てくる対象者は基本的にお金持ち
相続税がかかるので贈与などを使ったら効率的なので提案すべきだという認識だからです
FP1級実技試験に不合格した反省と次回に向けて
ここまでご覧いただき「おまえの勉強不足だ」と思われる人も多いと思います。
しかし、私はFP1級実技試験学科で9割近い得点で合格、毎日お客様と接している、FP1級実技試験勉強時間も150時間は確保した。
合格率8割超えの試験でもあり正直、自信しかありませんでした。
そんなFP1級実技試験に不合格したからこそ、次回の試験に向けてここを改善しようと決意しました。
■きんざいの問題集を5周するよりアウトプットの時間をふやす
■顧客目線に立つ発言に気をつける(雑談も)
■誰かに解説するイメージを持ちながら勉強する
■直近の時事問題を特に抑える
こんな感じです。
またその後2回目の試験でも見事不合格する私ですが、わかったのはこの試験は落とす試験ではない。
「どうやったら受かるか?」ではなく
「どうやったら落ちるか?」を常に考え
不合格になる15%程度のにんげんに入らなければいいんです。
その考えを持ち、対策することで最後は三回目で合格しました。
そして三回もこの試験をうけた人はあまりおらず、知識以外でも当日の流れや配分待合室での流れ等、知っておくべきことがたくさんありました。
そちらをまとめているのはこちらです。
毎年数十名にご利用いただいています。
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