恥ずかしながら、今回の総理の発言で初めて「リスキリング」なる言葉を知ったわけですが、良くも悪くも育休中の女性に目が向けらえて、何か良い方向へ変わっていけばいいなぁ、なんて思う今日この頃。
賛否両論(否が多いのかな?)色んなご意見が飛び交う中、毎日TVやネットニュースを見てはモヤモヤしています。
今日はお世話になっているmamanovaにて、お昼に、育児中のリスキリングについて語らう会あり、速攻で参加ボタンをポチ。
いやぁ。。楽しかった。勉強になった。記録をかねてここで振り返り。
…とその前に、まずはきっかけになった第211回国会答弁を改めてちゃんと振り返り。メディアは結構切り抜きで報道してくれちゃうので、全文見ると「あれ?」ってこと、結構多いんですよね笑
ニュースでは岸田総理の発言が注目されていますが、話題の発端となったのは、自民党の大家議員のこの発言。
さらに、「130万の壁」(扶養の壁)についても触れていきます。
この大家さんの発言に対しての、総理の回答がこちら…
このお二人の会話から、
育休中に リスキリング = 学びなおし = スキルや学位取得 となり
「育休は休暇ではない!24時間子育てをしているのにいつ学びなおせというのだ!」と炎上してしまった、という顛末。
では本当に「リスキリング」は「スキルや学位取得」のことなのか?
…というとどうもそうではない様子。定義を調べてみると…
ここまで調べて思ったこと。
本来のリスキリングの意味で言うのであれば、私は育休中のリスキリング、大いにありだと思うんですよね。スキル=資格、とされてしまうと、絶対に無理だと思うんですが、育休中に色んな人と出会って、話して、自分の考えや価値観に気づいて、自分の価値を高めることは、とても必要なことだと思うんです。
私自身、mamaonvaに出会いボランティアを始めるまで、このままでいいのか?と焦ってばかりで、それこそ資格を取得してみようか、とか思ったこともありました。でもね、私の場合は絶対無理だった。1日30回近い授乳、家事、息子の相手、夜も6~8回起きて授乳している状況で、机に向かって勉強なんてできない。ましてお金がかかるとなればさらにハードルが高い。
じゃあなんでmamanovaではできたのか?
フルリモートで、子連れ参加もOKで(授乳しながらみんなとしゃべってました笑)、途中参加も退出もOKで、無料。ボランティアも、受け入れ先が子育て中であることを理解してくれているので、マイペースに進められる。居場所に安心できるから、学びに繋げられたよな、と再実感。
…で、今日のイベント。
参加者と意見交換をする機会があったのですが、それが本当に面白かった。
” 育休=育児だけに専念する期間、ということに違和感 ”
” そもそも育児自体がリスキリング ”
” リスキリング自体が、働く上でのブランクを埋めるような意味で言われることがあるが、そもそもなぜ育休期間=ブランク?育児を通して得たスキルだってたくさんある! ”
” そもそも論、リスキリングの話を賃上げ対策の一環として出してきていること自体がおかしい。賃上げは個々人のリスキリングでどうにかなる問題じゃない。それこそ、国が政策として企業に対して行うものなのに… ”
等々、共感するものから、新しく視野を広げてもらったものから、本当にたくさんの意見を聞くことができました。
ほら、やっぱりこれリスキリングじゃない?笑
この大炎上がどう鎮火するのか見守りつつ、どうか、リスキリング中の親に皮肉や批判の声が出ませんように。国が、地に足付いた政策を出してくれますように。
おわりっ!