低K血症
こんばんは。今日は低K血症の鑑別とマネジメントについて勉強します。
低K血症の原因
低K血症の原因で多いのは下痢・薬剤・飲酒。薬剤は3つで甘草、ステロイド、利尿薬(フロセミド、サイアザイド)。まずは病歴を聴くことで下痢・薬剤・飲酒の確認を行い低K血症を推測する。(低K=”テカテカ”、Diarrhea・Alcohols・Drugs=”DAD”→『テカテカのDAD』と覚えておく)反対に低K血症を偶発的に発見した場合にはそれらの聴取を行う。またMgはK排泄の抑制因子であるためMg欠乏が低K血症の原因となるケースもある。※Mg欠乏は低Ca血症でも常に疑う。(Mg正常値:1.7~2.4㎎/dL)
低K血症の検査
低K血症の原因は『DAD=下痢・アルコール・薬剤』これらは病歴でわかるので逆算して問診。DADでなければその他の原因に対して下記表①のようにルーチン化して鑑別していく。具体的にはMg(※飲酒、薬剤でKと同時低下し得るためDADであってもいつも必ず測定)、甲状腺(TSH、FT₄)、尿中K(K/Cre)、血液ガス。低K血症なのに代謝性アシドーシスとなる特殊なものに尿細管性アシドーシスと下痢がある。
脱力は低K血症が原因か
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