
AED漫才 byチュートリアル風
ツッコミ:「世の中、ホンマにしょうもないことする人多いよな」
ボケ:「多いよな」
ツッコミ:「この間もな、朝起きてマンションの近くでやな…」
ボケ:「起きたんや?」
ツッコミ:「朝起きるよ、そりゃ!寝っぱなしやったら具合悪いやろ!起きるっちゅーねん!」
ボケ:「そら、目覚めるわな」
ツッコミ:「で、近所を散歩してたら急に人が倒れててな」
ボケ:「おぉ…」
ツッコミ:「AEDが必要や思うて、急いで取りに行って心肺蘇生してたら、周りの野次馬がスマホ向けてんねん」
ボケ:「(怒って)何しとんねん!命助けてんのに、スマホ向けるなや!」
ツッコミ:「ホンマしょうもない奴おるやろ?」
ボケ:「でもお前、よう助けたな。俺なんかAED見つけられへんかったし…」
ツッコミ:「今はスマホでAEDマップ調べられるで」
ボケ:「俺、その時な、すぐ近くの幼稚園児に聞いたんよ。「すんません!AED知りませんか!?」」
ツッコミ:「いや、頭おかしいんか!?なんで幼稚園児に聞くねん!」
ボケ:「「すんません!AEDどこにあるんですか!?」って必死に聞いたけどな…」
ツッコミ:「いや、もうやめとけや!無理あるやろ!」
ボケ:「でもな…世間は冷たかった…」
ツッコミ:「そらそうや」
ボケ:「誰一人、俺の叫びに応えてくれへんかったんや…」
ツッコミ:「そら当然や!」
ボケ:「心ない奴が、俺を殴ってきたりもしたんや…」
ツッコミ:「どんだけしつこく聞いたんや!?お前が悪いやろ!」
ボケ:「その時、初めて俺は現実を受け止めたんや…AEDの場所…みんな知らんのやって…」
ボケ:「街の路地裏も、交差点も、駅の隣のホームも……そんなとこにあるわけないのに!!」(リアルボケ)
ツッコミ:「山崎まさよしやないか!!なんで名曲パクるねん!」
「いや、駅とか交番とか歯医者とか、園児がおる幼稚園や保育園にもあるやろ!」
ボケ:「次の日も、その次の日も探したさ。でもな…AEDは1分1秒を争うんや…探してる時間なんかないねん!」
ツッコミ:「次の次の日って……もう探すのやめろって!救急車呼んだ方が早いわ!」
ボケ:「それから俺の生活は、荒れた…」
ツッコミ:「なんでやねん!AEDで心臓のリズム戻す話してたのに、なんでお前の生活のリズム荒れてんねん!」
ボケ:「毎晩毎晩、AEDのことばっか考えて…飲んだくれたさ」
ツッコミ:「考えすぎや!」
ボケ:「夜はベロンベロン。朝はAED探し。俺の体ガリンガリンや!」
ツッコミ:「もうややこしいねん!」
ボケ:「(狂気の笑み)でもな…ある日、まばゆい光が…」
ツッコミ:「怖い怖い怖い!ホラー演出いらんねん!」
ボケ:「人の命を救うために…俺が…俺自身が…」
ツッコミ:「いや、そこは普通に救急隊に任せろや!」
ボケ:「泣かんでええ!今日から俺がお前のAEDになるから!」
ツッコミ:「えっ!?いったん医者呼ぶ!?」
ボケ:「ほら、使ってみろ!(左手をAEDのパッドに見立てる)」
ツッコミ:「なってないなってない!全然AEDになってない!」
ボケ:「パッドを貼り付けてください(機械音声風)」
ツッコミ:「解析するな!お前が混乱しとるやないか!」
ボケ:「心電図を解析中です…(ロボット風)」
ツッコミ:「いや、もうやめろ!怖いねん!」
ボケ:「これは日本だけの問題やない…」
ツッコミ:「え?」
ボケ:「(熱く)世界の命を守るために!」
ツッコミ:「壮大すぎるわ!まず町内のAEDマップ作れや!」
あとがき
今回のネタは、AEDの重要性を伝えつつ、チュートリアル風(元ネタは2006年M1最終決戦のネタ『チリンチリン』)の漫才として仕上げました。
なぜチュートリアル風にしたのかというと、AEDの知識はどうしても堅苦しくなりがちで、「勉強しよう」と思うとハードルが上がってしまうからです。しかし、漫才のようなテンポのある会話形式にすることで、自然と内容が頭に入りやすくなります。「AEDってこういう時に使うんだな」と、楽しみながら学んでもらえるのが理想です。
今回のポイントは、
「AEDの設置場所を知らない人が多い」という問題提起
→ 実際にどこにあるのか知らない人が多いことを、ボケの迷走を通じて描きました。「AEDは時間との勝負である」という本質
→ 1分1秒を争うことを、ボケの焦りを通して強調しました。「間違ったAEDの探し方」
→ 幼稚園児に聞くなど、突飛なボケを入れることで、「AEDは冷静に探すべきもの」というメッセージを笑いに変えました。「最後にインパクトのあるオチ」
→ 「俺がAEDになる!」というボケを通じて、「AEDの大切さ」をあえて強調しました。
笑いながら「そういえば、AEDってどこにあるんだろう?」と考えるきっかけになれば嬉しいです。ぜひ、身の回りのAEDの設置場所をチェックしてみてください
AEDマップに関してはこちらの記事もご覧ください。