「紙のふくふく」
ずっと前から、もっと自由に、簡単に、いろんなものを作ってみることができれば、紙の可能性はもっと広がると思っていました。
4年くらい前、知合いの紙屋さんが、手放したい機械があると聞き、思い切って引き取らせてもらうことにしました。
その時引き取った機械は、
大判インクジェットプリンター、カッティングプロッター(この機械で、写真のキリンを作りました。)、裁断機、トナープリンターです。
運送代だけでも、結構お金がかかりました。
その後も、ダイカットマシン(小さいやつとA4サイズ対応の大きいやつ。)や、家庭用のカッティングマシンとか、その他細かいものをいろいろと買っています。
今は、折筋を入れる道具を探しています。
あと、ソフトはアドビのCC,
パッケージの設計ソフトの「DAISO SAKURA」(百均とは関係ありません。)もアカウントを持っています。
全部自分でお金を出しています。
なので、自由に使えるということです。
「自由」。すばらしい。
機械は、尼崎市内の部屋に置くことにし、そこを、「ふくふく」という名前にしました。
まずは「福」。次にいずれは副業に使いたいので「副」。将来、人は、いくつもの仕事をしていくようになるらしく、そのことを「副業」ではなく
「複業」と呼んでいるという話をきいたので「複」。
「ふくふく」には休日しか行けないので、大したことはできません。
今、つづけていることは、某小児科に飾る絵とかモビールを
作ることです。
子供にとって、病院はイヤなもんです。
少しでも、「イヤ」がマシになればいいなぁと思ってやっています。
子供が喜んでいるという話をきくと、良かった、と思います。
単発の仕事としては、
アクセサリーのデザイナーの方から、「アクセサリーの箱を少しだけ作ってほしい」とか、「カレー屋さんから分厚いショップカードを作ってほしい」とか、プロのカメラマンの方から「展覧会前にプリンターが壊れたから貸してほしい。」とか、いろいろありました。
飲食店のタペストリーや壁に貼る大きいメニューもやりました。
ふくふくのおかげで、加工全般の理解力が上がったと感じています。
あと、そこそこ出会いもありました。
最近はもうちょっと何か大きいことしたい、とか欲が出てきました。
とはいえ、焦らず気長にやりつづけるつもりです。