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9年前の私③


私はお世話になっている病院へ行き、主治医に働きたいと相談しました。すると、先生は『そろそろよいのでは』とおっしゃってくれました。

次に、就職活動といえばやはりハローワークということで、最寄りのハローワークに行ってみました。すると検索マシンに障がい者の方とそれ以外の方とに分かれて表示がありました。いくつか求人票を手に入れて、係の方に相談してみました。係の方の意見を参考に、履歴書持参でいくつか面接にも行ってみました。

ただ、その会社の求めている職種や障がいの種類などと合致しないことも多かったです。(これは私の意見ですが、健常者並みに仕事をして欲しいと考えているように見える会社も多くありました。)
そうこうしているうちに今勤めている会社に行き当たったのですが、あきらめず面接を受け続けてよかったと思っています。

仕事を始めたばかりの頃は、まず朝起きて通勤するのも一苦労でした。駅のアナウンスがうるさくて頭が痛くなり、やっと会社に行って新しいことを覚えるという日々でした。『今は会社に行くだけで80点!』と割り切って勤務していました。

家事も主人と一緒に行い、娘は小学校に入るタイミングで施設から家に戻ってきました。再び娘と一緒に過ごすことが何よりも嬉しく、小学校の入学準備は大変でしたが何とか乗り切れました。
(当時の写真をみると今より老けて見えますが、それはしょうがないかな・・)

もうとにかく必死で駆け抜けた9年でした。今も仕事で大変なこともありますが、周囲の方のサポートもあって、おおむね順調にやれています。早いもので娘も中学生になりました。これからも、主人と娘と穏やかに生きていきたいです。

9年前の私に会ったら、『大丈夫、あなたは幸せになるよ♡』と言いたいです。


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