7 階 1 風何(ふうか) 2024年6月26日 17:47 呻き声をあげる。人生のなにもかもが、まるで足を折られた兵士の眼前に粛々と突き付けられた階きざはしのようだ。僕は、泣いてばかりいる。堅牢けんろうとして佇むそれが、実は数多の砂で出来ていて、いつしか、僕の涙で溶かすことが出来るという幽かな可能性に懸けて。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #私の作品紹介 110,033件 #小説 #詩 #短編小説 #ショートショート #私の作品紹介 1