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風何(ふうか)
2023年10月6日 19:47
※綺麗な言葉ばかり呟いていたいの。ずっとずっと無意味で、どこまでもどこまでも空っぽで、少しだけまわりの二酸化炭素濃度を上昇させるだけの、そういう言葉を。ずうーといっても延々と変わることがない、白んだ空模様。いまにも雪が降りそうだけれど、でもほんとは、それ以上でもそれ以下でもない、ただ薄暗いだけの空模様。わたしの虚無が、わたしの、死にたくも生きたくもないという、いまにも軽蔑されそ
2023年9月29日 19:30
つまらない、僕の言うことがつまらないとか、そんなことを言うのなら、きみは、ずっと映画館にでも居座っていればいいんだ。きみは、きみが思っている以上に物語を求めている。冬の空気が、ほんの少し濁って、温くなる、僕の言葉が、それくらいの役割しか持っていないこと、特に意味も持たず、ただ空気中の粒子そのものみたいに、ちりぢりに分散してゆくだけのものであること、そしてそれはきみも大して変わらないこと。原風景に
2023年9月18日 19:11
悴む指先で触れるものが、同じように冬の空気で冷えきっていて、それで、枯れた枝先みたいに、折れかかった状態のまま、凍りついていたのなら、僕だけでなく、この世界のみんなみんな、等しく救われないような気がして、そのことに僕は、少しだけ救われる。温もりという言葉そのものを否定し、温もりという事象そのものを否定し、人為的なもの、その存在すべてをなかったことにして、ただ換気するように、雪風が心臓に到達する、吹