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風何(ふうか)
2023年9月18日 14:01
正しさは、きっと骨格そのものみたいな形をしていて、だから僕たち、正しくある限り、まるでなんともないかのように、その場所に立っていられる。友達がいなくても、恋人がいなくても、正しければそのあいだ人間でいることが出来て、そうして笑いながらでたらめに嘯くことが出来て、だから、僕は、人間の形を保てなくなる前に、少しだけ軌道修正をするのだ。僕が嫌いなきみを、誰も嫌いではないこと。僕が正しくあり続けるため
2023年9月12日 11:24
結論というものがないから、季節が好きだよ。駅で停まった電車の窓に向かって、自分の持っているものすべてを投げつけたくなった。蝉時雨がさざめく空の下で、もう電車が行ってしまったプラットホームに佇んだまま、ただそこに、永遠に棲みついていたいような気持ちになった。夜みたいに凪いでいた心が、日の光に熱されて、気化するみたいに膨張して、それは特段、そこらじゅうに漂う空気となにも変わりはしないけれど、皮膚に