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長編詩

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長めの詩です。
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【長編詩】郷愁する青

 まるでわたしの手指が独立した生物のように、っていうのはあながち大袈裟な比喩じゃないかもしれないですね。(ともだちがいないから、誰に話しかけるでもなく。ひとり言以上、誰にも吸われない空気みたいな)事実、その仕草は、わたしの脳髄をほとんど経由することなく表出してた。わたしの行動は、ドーパミン。自分のことに自分で責任を取れるひとになりたいって思いながら、放出していた。百点、百点、また百点って繰り返し殴

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【長編詩】masturbate

【長編詩】masturbate

        ※

無為にしたくないと思いながら、あっという間に、泥のように形を無くし、けれども完全に溶けきることのない多色の沈殿物のような、、、それを、そういうものを日々と呼んで、僕は、なんだか、毎日、吐けないのにむりやり吐こうとしているみたいだ。体内に溜まった毒素をひたすら嫌悪するだけの生活。舞台に、(指をさして)きみとかきみとかきみとか、そういうきみたちが観客の舞台に、僕が立ったことは一度

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【長編詩】紅い花

【長編詩】紅い花

        Ⅰ

対話するってことは、人に銃口を向けるってことなんだけどなあ。でも快感なのかもしれない。空気を貫いた先、きみの眼の上で、紅く、触手みたいに延びた彼岸花が咲いて、僕は、初めて、僕がきみに与えた影響力について思った。それは愛だね。けれども、きみのことを心から綺麗だと思うのと同時に、きみは、僕にとってただの作用点でしかないこと、僕の一生のうちに起こる幾つかの現象のひとつでしかないこと

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【長編詩】空気未満

【長編詩】空気未満

        ※

綺麗な言葉ばかり呟いていたいの。ずっとずっと無意味で、どこまでもどこまでも空っぽで、少しだけまわりの二酸化炭素濃度を上昇させるだけの、そういう言葉を。ずうーといっても延々と変わることがない、白んだ空模様。いまにも雪が降りそうだけれど、でもほんとは、それ以上でもそれ以下でもない、ただ薄暗いだけの空模様。わたしの虚無が、わたしの、死にたくも生きたくもないという、いまにも軽蔑されそ

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