ある店長の話
フリーター時代に働いていた飲食店の店長は、残業時間が過労死ラインを超えていた。
その会社は完全に労働基準法に違反していたのだ。
もちろん令和に入ってからだ。
未だにブラック企業が無くならないのに、障害者雇用を促進するなんて無理だと思う。
ちなみに店長は2年持たずに退職してしまった。
刑務所…?
家に帰るのは夜の22時半あたり。翌日の出勤は8時なので、すぐ風呂に入ってから寝なければいけない。
テナント飲食店なので、窓が無い。人工的な電気しか浴びれないため不健康だ。
夏場ならまだ陽を拝むことは出来るが、冬場は朝日すら浴びれず、帰る際は当然真っ暗だ。
刑務所や地下帝国と表しても過言ではない。
残業時間計算
5時間×6日
※残り1日の休日も買い出しで3時間
30時間×4回=120時間
(3時間×4回=12時間)
しかも休憩時間がないので勤務日数プラスで1時間される。
(+27時間)
実質159時間という残業時間で過労死ラインを超えている。
労働基準監督署は受け身なので、従業員が積極的に告発しに行かない限り動かないことが多い。定期的にチェックはあるが、タイムカードなどはいくらでも誤魔化せる。監視カメラをつけるほど監督署は徹底していない。
つまり法律違反をしていてもお咎め無しなのだ。
倒れない程度に搾取する。
都合のいい肉車として働かせるのだ。
ちなA型作業所
A型作業所でもこの有様だ。
もはや国を相手取ってする弱者ビジネスといっても過言ではないだろう。
この水増しで給付金を騙し取る手口は障害者雇用でもある。労働基準法と同じで、バレなければ水面下でまかり通ってしまうのだ。
マルチ商法や水増しを根絶できない国が、ブラック企業や労働の不満を是正できるわけがないと、冷静に考えれば分かる。
民主主義国家は自由だが、政府が受け身であるためにこぼれ落ちる犠牲者がいることを忘れてはならない。