DDLC 「宿題の詩集」
こんばんは!
桜街スピカと申します!
今回は、今年の6月17日~7月24日 にかけて個人的に行っていた縛りプレイである「DDLC 宿題の詩集」シリーズの総集編です。
「何故今になって投稿を?」と思う方も多いと思いますが、特に理由はありません。
単純に、突如として「前に投稿した「DDLC 宿題の詩集」シリーズだけど、総集編としてまとめて投稿するのもアリだな……」と思っただけです。(基本そんな感じの動機で、随時私の作品というものは作られていきます。私という生き物にはそういう節があります。)
というわけで、この記事には「DDLC 宿題の詩集」シリーズで投稿した全8作(+α)と、この取り組みに対する自分へ向けたフィードバックが収録されています。お時間がある方は、詩以外のところにも目を向けて見てくださると幸いです!
·[縛り内容]DDLCの「詩のゲーム」で、自分が実際に選び取った文字を使って作品を書こう!(各キャラの好感度は意識しないものとする。あくまで自分の詩を書くこと。)
·[狙い]自分の中での「新たな詩の書き方」を掴むきっかけを作る。
1.「私を乱して」
取り乱した
ドキドキ
休日の
ロマンス
気まぐれに
すねる
曇り空
きらめきに
眩しさ
愛らしい
運命に
エントロピー
抑えられない
夢の話
ひそひそと
白昼夢
なんだか
ホントの話みたい
18Pに至った辺りでミスりました。最後の一文は私の言葉です。(この詩は結構完成してただけに悔しかったです。)
2.「鼓動を感じて」
鼓動に
欲求を
変わらない
部屋の中
飾られた
祈りの
肖像画
グロスを
塗って
燦然と
真紅
この日が
全て
特別な
本質が潜む
決意と
呼吸が響く
至福な
永遠を見たのに
終幕にレトロ
仕事用の
Eメール
取り乱した
心配事は
セピア色に
染まっていく
そして
やがて
全てが
終わっても
変わらない
熱情と
希望は
宝物
あの日の
思い出
夕焼けに
焦がれ
最後まで
切望の海に
想いを隠して
「ただ、私を感じて欲しかった。」
めっちゃ加筆修正してました。個人的には難解になりすぎた気がしてます。
3.「ピュア」
今日は晴れ
心の鼓動が
聞こえている
夏
貴方と一緒に
海
ジャンプした
うさぎ
友達と抱擁
平和な日々
ひそひそと
話そう
くすくすと
口笛を吹いた
午後の時間
休日の魅力
いきいきと
してて
ぴょんぴょんと
はねる
水着のままで
Let's dance!
「ただひたすらに、輝いていて。」
私の作品には珍しく、一切闇がない作品に仕上がりました。(というか、闇要素を入れる余地がなかったというのが本音だったりします。)
4.「本気にしないで」
貴方の哲学
不一致な私
壊された
檻の中
隠し事をした
秘密の隣
軽蔑を向けた
貴方の目眩
密かな興奮と
響く快楽
「やだ!」
嘘っぽく泣く
傷つけたつもりが
傷ついていて
欲望が涌いて出る
「結婚したいの」
疑問の全てに
言い訳をした
ねぇ
今までのこと
本気にしないでよ
14Pで間違ってゲーム閉じちゃってやり直しになった作品です。何度繰り返せばミスが消えるのか…… 闇要素をたっぷり含んでます。
5.「さよならの日に」
髪を切って
流されていく
風に海
青空一面
晴れ模様
切望に重ねた
祈りさえ
異常に思えた
執着さえ
羽根のように
散っていく
いつの間にか
満点の星
暗闇が
私を包んでく
けれど
恐怖はない
ホタルのように
照らす空
さようなら
この悲劇が
報われなくても
孤独に心が
支配されても
きっと
今より
希望に
満ちてはいない
あの日の残像が
口を出す
向けられた怒りは
花火みたい
きっと
絶望なんかに
意味はない
運命は今
私なんかに
さよならを告げた
辛さに向けたさよならを。
6.「空想スーサイド」
空想は
果てしなく
哲学はただ
知的なフリ
私はただ
償う手段が
欲しくて
気づけば
クスクスと
笑われている
どうして
こんなに
不幸なの
地獄の門が
貴方を試す
許して欲しい
鮮明な記憶
笑顔すら
裏目に出るなんて
少しずつ死が
迫っている
鬱病の薬が
心に溶ける
ベットの底に
うずくまる
自殺の選択肢
傷跡も私を
嘲笑うだけ
ジャンプ!
私は泣いた
目眩がする
今も鼓動が
煩くて
なぜか
私は生きている
被害妄想が激しくなってる人をトレースして詠いました。
7.「バラの色」
バラの色は
切望の証
地獄みたいな
ほおづきの色
魅入ったように
輝く美しさ
恐怖しちゃうの
報われないな
怒りの印象
バラの色
無限の関数を
産む死骸よ
深紅に染まれ
口紅のように
墓地の底にて
呼吸する
不幸の前兆
悲嘆の日
これは運命
頭にうずまく
赤色の苦痛
イチゴみたいな
バラの色も
この景色も
今はもう
悲惨なだけ
悲惨を表す、バラの色。
8.「just monika.」
モニカ
何もない世界
モニ
ニカ
モ
二
モカ
貴方へ
モ÷カ
ニカ
モ カ
狂気的な
二
モニカ
愛だけを
モカ
モニ
雄弁な空白
ニカ
カ
モニカ
どうか
モニ
モ
私だけに
貴方だけが
私の光
壊れたスクリプトでは、ちゃんとした詩は書けないというのが身に染みました。まともに言語化されているところは、私の加筆です。
ex.「本当のサヨウナラ」
ありがとう
隣にいてくれて
ありがとう
一緒に笑ってくれて
ありがとう
あの日
私を止めてくれて
忘れもしない
日々の欠片を
大切な一頁を
丁寧に
一つずつ
記録から
消し去るの
緩やかに
記憶から
本当のサヨナラ
貴方のことは
忘れない
そして
貴方のことは
許さない
消せない罪と
愛してくれた
過去に向けて
その全てを
詩にして
今
貴方から
この世界から
卒業する
桜が舞うように
スクリプトが
弾けていく
貴方の為の
この詩は
きっと
私だけの
大切な詩
ねぇ
聞いてよ
言わせてよ
最後くらい
ホントの
気持ちを
「大好きだったよ」
DDLCの文芸部への気持ちを詠いました。この詩だけ縛りを無視してます。
振り返ってみて
個人的に、この企画はかなり面白い取り組みだったと感じています。
実際、DDLCの使用上ランダムなワードから詩を書いたのですが、それにより普段は使わない言葉を使って詩を書いたので、普段の自分がしない表現が、自分の中から湧き出してくる感覚を覚えたのが凄く新鮮でした。(見てる人にもそういう意味でも「新鮮さ」を与えられていたなら幸いに思います。)
また「自分の詩」を書いた上での各キャラの評価は、曖昧な記憶で申し訳ないのですが「ユリ」や「サヨリ」辺りからの評価がよさげだったような気がしています。
私は基本的に、小難しかったり、暗い言葉を使って詩を書く傾向にあるので、基本ナツキあたりからはまずまずといった評価でした。また、モニカからは「サヨリの詩に似ている」というフィードバックを貰った記憶があります。
こちらの画像記事にその時の感想が書いてます。
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