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[詩集]「これからの日々へ」

割引あり

まえがき
お初にお目にかかります。桜街スピカと申します!

今までで私の作品に目を通したことのある方は、ご閲覧ありがとうございます!今回は初の有料記事に挑戦してみようと、未公開の詩をまとめて一冊の詩集に仕上げてみました。

テーマは「これからの自分へ」です!かなり力を入れて仕上げたので、無料部分まででも見て貰えると嬉しいですし、有料部分までたっぷり楽しんでいただけたなら心の底から嬉しいです!

·この記事のアピールポイント
これは特に詩好きの人へ向けてのアピールなんですが、書店でプロの詩集を買おうとすると、まず1500円以上かかっちゃって手に取りづらいですよね……  かくいう私もそんな感じで、中々詩集に手を伸ばせなくて辛い思いをしています。その点アマチュアではありますが、私の詩集は300円と非常にお得ですので、その点だけでもお勧めさせていただきます!

しかも、今作に対するTwitterの宣伝をリポストしてくださった方には、さらにお得な価格である240円で[詩集]「これからの日々へ」をご購入いただけます!是非リポストお願いします!

また、私好きのコアなファンの皆様には、作者がこの詩集を作った製作秘話について語らせていただきますので、そこがオススメポイントです!

そして、詩をあまり知らない方や新規さんへは、ずばり「私の言葉」を好んでくれた方々にのみ購入をオススメします!詩全体は好きじゃなくても、ビビっとくるフレーズがあったら、是非その熱に乗ってほしいなと思います!


下記は無料部分と有料部分までの内容についてを記したものです。参考程度にお使いください。

無料部分:[詩]「原点回帰」~「決別」まで
有料部分:[詩]「烏と兵糧」~「あとがき」(製作秘話)


1.「原点回帰」


不衛生な環境


日の当たらない

薄暗い部屋


牢獄の扉を

開けた先


ただ


私を出迎えた

あの青空に


息を呑んだ


手を染めて


濁った瞳が

奪われていた


ただ


光を感じていた


原点回帰


牢に囚われ

見失った


私と心の

操縦席


息を吸えず


息を吐けず


毎日毎日


風船みたいに

潰される心


甘美な注射針


脳内麻薬


誰にも言えない

そんな苦痛


綺麗に見えた

バターカップ


そこにある

無意味を


錯覚の愛を


愚直にも

飲み下して


私はあの日


初めて死んだ


言葉にしても

伝わらないこと


言葉を尽くしても

響かないこと


ただ


あの時の私は

一度死んだ


ただ


その事実が

許せなかったから


心の中の

看守を殺して


血にまみれた

扉を開けた


絶望へ向けた

決別の行動


その果てに


ただ


光だけを

感じていた


私を出迎えた

あの青空の


清々しいだけの

あの朝日が


どうしようもなく

好きだった


ただ、あの光に恋をした。


2.「踏み出す一歩」


都会の雑踏


人混みの中


ない勇気を

振り絞って


踏み出す一歩


これからの日々を

彩るように


青空の下で

歩いていく


ああ


生きることを

諦められなくて


ただ


幸せに

なりたくて


どれだけ今が

苦しくても


死にたく

なっても


それでも


死にたくないって


そう思った


ねぇ


やりたいことが

あるんだ


言いたいことが

あるんだ


どうか


私の声を

聞いてくれ


私の動きを

見ていてくれ


前を見据えて

声を挙げる


幕を開けた

舞台の本番


震える一歩を

踏み締めて


何かを変えたい

望みを込めて


自然な動きで

台詞を吐いた


そう


果てのない

熱を込めて


まだまだ、これからだ。


3.「決別」


「さようなら」


嘘でもいい


いずれ


本当にする


そう嘯いた


遥か昔


絶望へ向けた

決別の行動


砕けた心を

紡いでいく


衝撃で消えた

大切な記憶


苦しかったから


忘れることで

前に進めた


思い出すから


視界から消して

自分を守った


愛していた


けれど


駄目だった


これ以上は

もうなかった


だから


さようなら


そして


ありがとう


同居した矛盾


あの時の私が

思っていたこと


どちらも

本当だから


嘘をついて

進んでいく


そう


他ならぬ

私自身を


救うために


それでも、私は嘘をつく。



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3,409字

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