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面白い大阪の政治その3:岸田の解散タイミング

2023年11月に入って岸田文雄政権の支持率が過去最低を記録し、危険水域に達している。
ここで解散したら自民は確実に議席を減らすから、岸田は解散に踏み出せない。2023年内の解散はほぼ無くなったが、2024年の通常国会後には解散するのではと考える。政策を実行して支持率回復してからとかそんな問題では無い。

自分の派閥にいる「大西宏幸」と「左藤章」を国会に戻したいだけなのである。

この2人、2021年の第49回衆議院議員総選挙において大阪の小選挙区で出馬していたが、共に日本維新の会の候補に惨敗。比例復活もかなわず完全に落選したのだ。
特に左藤は2023年現在72歳。満73歳に到達するのももうすぐだ。もし2025年、満期で解散したら74歳になったら比例重複ができなくなる。
(自民党内のルールで満73歳になると比例重複立候補ができなくなる定年制度がある)
前回の落選で左藤を防衛大臣に据える計画が白紙になったため、岸田は大阪でどうしても巻き返しを図りたい。
ほぼ大阪の為だけに2024年の解散を目論んでいるだろう。

2023年5月から自民党大阪府連は党本部に立て直しを依頼した時、幹事長・茂木敏充は衆議院議員総選挙の候補者となる大阪の小選挙区支部長を選び直すことにしたが、その際「前回の総選挙で比例復活した」宗清皇一、谷川とむや「幹事長権限」で茂木派・渡嘉敷奈緒美と共に「岸田派を持ち上げて株を上げる」ために大西と左藤は残留させたのだ。

ここまでしておいても維新に勝つのは厳しいのに無駄の事を…

とまあ、岸田が解散するマクロ的な理由の一つとして論じてみたが、結構本気で考えているのかもしれませんね。

今回はここまで。
その4へ続く。


【2024/1/18追記】
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