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面白い大阪の政治41:移住する者、引退する者


維新になす術なく、身を引く者達

2010年代、大阪にて政治から立て直すため橋下徹が作った「大阪維新の会」。政治改革により甘い汁の元を絶たれてしまい既存政党は怒り心頭に発し、「反維新」として維新批判ばかりしてきた。大阪都構想の否決など一定の成果は出ているものの、殆どは維新が改革を実現していき「普通」の大阪府民・市民からは支持や理解を得られている。ギャアギャア言うのは反維新の言う事を真に受けてる理解度が低い輩である。

引退?移住?花谷充義の引退

維新を批判してきた奴らの中には選挙で維新に負けた事や批判することに疲れたり、どんどんなくなる既得権益や維新支持者の口撃により求心力か低下してしまい引退する者が続出。

そのうちの1人に元大阪府議の花谷充義という奴がいる。
とにかく維新がやることなす事揚げ足取って批判ばかりしまくる典型的反維新野郎。2019年、都島選挙区にて維新候補に敗れて議席を失ったが都構想とIR反対に積極的に動いていた。都構想は否決できたけど、IR誘致を退けるまで負けられなかった。そのため、2023年、大阪府議選にて再選目指してアホボン中山の元秘書と一緒にある公約を提示した。
「夢洲にディズニーリゾートを!」
これには目が点になった。こんな夢話、何かの冗談かと思っていたら本気だった。
選挙戦中の演説でも「夢洲にカジノは辞めてディズニーリゾートを誘致します!中山泰秀さんがアメリカのディズニー幹部と仲良しなんで絶対実現できます!」
本気で言ってて恐ろしかったわ。
結果再度落選してしまい、IR誘致も話が進んでしまい抜け殻になった。更に自民党本部による大阪自民立て直しの介入により自分達の意義が揺らいできた。そこに追い討ちかける出来事が同年7月に起きる。

松川るい参議院議員の「エッフェル姉さん」騒動である。
フランス研修中に撮影したエッフェル塔の写真をSNSにアップしたのが不謹慎だと炎上。ただでさえイメージが悪い大阪自民に追い討ちをかける事態に、松川を今まで支援していた花谷は激怒。府連の代表になった谷川とむに頼んで松川を辞職・離党に追い込むオフレコの会議を画策。しかしその情報を察知した松川は茂木敏充幹事長に泣きついてその会議を中止させた。
これにより大阪自民内の国会議員と地方議員の確執が決定的となる。国政の茂木らに奇策を返されてしまいすっかり闘う気力が失せた花谷はSNSのアカウントを消して何処かに消えていった…

香川に移住した老害

かつて橋下徹の前に市長していた元毎日放送アナウンサーの老害・平松邦夫。こいつは2011年に再選を目指すも橋下にコテンパンにされて市長の椅子を奪われたため、「反維新」の筆頭として指揮をとり古巣の毎日放送は維新を批判するデマばかり流していた。
しかし年が経つにつれて大阪での維新の勢いが大きくなり噛みつくのにも疲れてきて求心力が下がった平松は大阪を捨てて香川に移住した。大阪は反維新に住みにくい街となったのだ。
維新が大阪を発展させる程に反維新は力を削がれていく。もちろん維新が全て正しい施作を行えるわけではないが、頭ごなしに批判してきた平松よりはマシだ。

少なくなる弾

こう言う引退や移住により、反維新の弾はどんどん少なくなってきている。
今後大阪市長選の反維新候補の選出はますます困難になる。というのも、多くの反維新の大阪市議は甘い汁吸い続けたいため大阪市議の椅子に固執し、市長選に出たがらないので上側も選出に苦労する。維新に負けるのがほぼ確定している中で反維新の代表として出馬してくれる者はなかなかいない。
上層部は出てくれる候補者に対して、落選した後のフォローも重要なのにそれをほったらかしにしたから「自民政権崩壊」しかかったことがある。
柳本顕の件である。これの関しては以下のところで話しているので読んでほしい。

無理に出馬させた分の見返りに国政進出待遇を提示するのも大阪自民や本部にも限界がある。2023年に北野妙子は「アップデートおおさか」から大阪市長選に出馬するため、自民党を離党したが落選したあとは細々と引退した。
てっきり「国政進出か?」と思っていたが潔く身を引いたのだ。
これにより党本部として余計な待遇をしなくて済むから安堵しただろうが、維新に勝てない大阪・関西に苦心する状況は変わらない。
今後大阪市長選に出てくれる自民の大阪市議会議員はいるのだろうか?

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