面白い大阪の政治44:岸田は何やってもダメ


権力が欲しいだけの男

大阪からしてみたら岸田文雄は最悪な内閣総理大臣である。
防衛増税、処理が必須の定額減税、こども対策の増税など国民の意向を無視して権力を振る舞う暴君としか言いようがない。そして維新をめちゃくちゃ憎んでいる、恨んでいる。

2021年の衆院選

岸田が維新を憎んでいる一番の原因は自身が総理になって初めての総選挙にある。自民としての全体的な結果としては「絶対安定多数」の過半数勝利したものの大阪だけは小選挙区に出馬した15人全ての自民候補が維新に惨敗。特に解消したとは言え自分の派閥にいた大西宏幸と左藤章を比例復活もできないままに議員バッチを維新に奪われてしまった。比例復活も(旧)安倍派の宗清皇一と谷川とむの2人だけだった。その衆院選後、完全落選した11人が「挑戦の会」を結成し、熱烈に応援する為に駆けつけたのも、憎き維新から議席を取り返す為だろう。

自民潰そうとした男への処遇

総理になって初の衆院選で懸念材料となったのは「柳本顕の無所属大阪3区出馬宣言」だろう。これで連立相手の公明党を怒らせてしまい公明からの推薦が貰えなくなる事に危機感覚えた党本部は柳本に取りやめてもらう代わりに「比例単独上位優遇」で手打ちとなった。
自民を内側から潰そうとした男に言葉なんてかけたくない。岸田は柳本顕に対して塩対応でサッと交わした。
それでも都構想反対派の旗振り役で反維新の筆頭。大阪を維新から奪還するには彼の存在は不可欠であると踏んだのか、環境省の政務官の高待遇を与えた。こうする事で大阪では維新がやってくれてるから、大阪自民を冷遇していた安倍や菅とは違う事をアピールしているようだが、大阪ではそれでも岸田の印象は良くない。と言うか維新の首長による独自性の強い政策が強く、大阪での岸田の印象は薄いのだ。

大阪に力入れる理由?

万博のこともあるだろうからよく大阪に駆けつけている。その理由とは?

やっぱり維新憎し?

2023年の大阪ダブル選挙。自民党は直接的な候補の擁立を見送った。
立民と共同で設立した反維新住民系政治団体『アップデートおおさか』から出馬する元大阪市議・北野妙子を大阪市長候補に据えていったのまではいい。だが谷口応援はおかしいだろ。このオバハンは自民党政権をサイテーモーニングで散々貶してきた。こいつの経歴見れば応援するのはチャンチャラおかしい。
やはり維新の存在は目障りで見境なくなっているんだろうな。

維新に寄り添うことによって?

パーティ券などの裏金問題から端を発した政治資金の使い方と開示に関する「政治資金規正法」の改定について当初自民は自分たちの都合をゴリ押ししようとした。
しかし公明から受け入れられないと言われて、維新の案をベースにした改正案を飲む結果になった。
公明すら無視すれば、「連立解消」の言葉が再び浮かぶ。何としても維持したい気持ちが強くなり維新と公明の案を飲まざるえなくなった。
これには茂木敏充と公明不要を強く突き出す麻生太郎から猛反発を喰らったが、ここは総理の権力で押さえ込んだ。
これで多少は選挙で戦いやすくなったのかな?いやいや大阪では状況変わらへんわ。

余談として日本共産党も維新と同じ内容だった。
細かい中身はかなり違うだろうが、立民に同調してパーティに関しては全面禁止に乗っかると思っていたので驚きだ。まあ普通に対立するだろうけど、立民ほど厳しくは追求しないだろう。
「要求した案は維新とほぼ同じだ。立民の手前同調して反対しとくわ」
こう言う面は共産筋通ってるからな…正直上から下まで一貫しているだろうしな。

話を戻そう。
結局岸田は手にした権力を日本全国で使いたいが、大阪ではバリアが張られていて簡単ではない。独自で発展している大阪が妬ましいのだ。その為には大阪府連と手を組んで何だってやりそうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?