面白い大阪の政治その21:エッフェル姉さん
2023年7月末、大阪選挙区選出の参議院議員・松川るいが自民党女性局のフランス研修でエッフェル塔前で笑顔で写真をとったことが批判の的となった。
ポーズや笑顔の写真が問題ではない。その写真をアップした時の情勢や空気が読めておらず、物価高や円安で国民が苦しんでるなかで、旅行気分でいることが問題なのだ。
大阪の府知事市長を見習え
吉村洋文大阪府知事は大阪市長時代、アメリカ・サンフランシスコへと赴いた。行程だがほとんどが仕事、要人との会食で周囲からは「観光とかなしですか?」と言われるほどだった。
横山英幸大阪市長も姉妹都市であるアメリカ・シカゴへ飛んだときに式典参加やホワイトソックスの始球式など楽しんでる要素はあれど基本的には「職務」として全うし、公人としての姿勢は崩していなかった。
松川のエッフェル塔写真は公人としての自覚が薄いとしか言いようがない。あの写真をアップしなかったらここまで言われることは無かった。
茂木にも泣きつく
この写真による騒動で怒っていたのは国民だけではない。
松川が所属する自民党大阪府連(以下、大阪自民)の面々だ。2021年の衆院選と2023年の統一地方選、大阪では自民党が維新にボロボロに負けており、自民党本部に立て直しを要請している最中だった。
そこに投稿されたエッフェル写真は「泣きっ面に蜂」。大阪自民怒り浸透。
ここで大阪自民は松川をオフレコの会議で吊し上げて議員辞職と離党を薦めようと計画。その計画を察知した松川は大阪自民刷新を舵を取っている茂木敏充幹事長にプライド捨てて泣きついた。そうしてオフレコの会議を中止に追い込んだ。
これにより大阪自民と党本部にあった溝が深まってしまい、再建の雲行きは怪しくなった。
ひた隠しにする報告書
例の研修から数週間後、報告書が提出されたと報道はされたものの、国民に公表する予定はないらしい。いい加減公表せいや!それを公表すれば騒動はある程度収まるのに、頑なに公表しない。公表・開示請求で裁判起こしたいし、公表を求める署名活動するよ。それほど国民の意を汲まない松川は「エリート意識」の強いバカなんだな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?