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Qwen2.5-maxでも「ピテカンとロプスの物語」を書いてみた話

DeepSeekはすごいぞ、いやいやo3-mini-highもすごいぞという話題で持ちきりですが、Qwen2.5-maxもすごいぞという話が聞こえてきました。

昨日、DeepSeek R1、o3-min-high、Claude 3.5 Sonnet、 Gemini 2.0 Flashに「ピテカンとロプスの物語」を作らせた話を書きましたが、今日はQwen2.5-maxに作らせてみました。

なお、Qwen2.5-maxはQwen Chatから使うことができます。テキストのほかに静止画も動画も生成できる優れものです。最近のチャットAIではWeb検索はすっかり標準になりましたね。

「ピテカンとロプスの物語」というタイトルのショートショートを書いてください

ある小さな村に、ピテカンという名の変わった男が住んでいた。彼はいつも大きな鍋を背負い、どこへ行くにもそれを持ち歩く変わり者だった。村人たちは「ピテカンの鍋の中身は何だろう?」と噂するものの、誰もその正体を知ることはできなかった。

一方で、同じ村にはロプスという少年がいた。彼は好奇心旺盛で、特にピテカンの鍋の中身に強い興味を持っていた。「きっと宝物か何かすごいものが入っているんだ」と信じていたロプスは、毎日ピテカンの後をつけて、隙を見て鍋の中を覗こうとしていた。

ある日、ロプスはついにチャンスをつかむ。ピテカンが井戸端で水を汲んでいる間に、そっと鍋に近づき、ふたを開けたのだ。しかし、中に入っていたのは……ただの石ころだった。

「えっ? これが全部?」
拍子抜けしたロプスは思わず声に出してしまった。すると、背後からピテカンの声が聞こえた。

「見られたか。まあいいさ。」
振り返ると、ピテカンは優しい笑顔を浮かべていた。

「これ、ただの石じゃないんだよ。俺が旅先で拾った特別な石たちさ。この一つ一つには思い出が詰まってるんだ。」

ピテカンは石を一つ取り出し、ロプスに見せた。

「これは川で溺れかけたときに助けてくれた友達の石。そしてこれは、初めて見た虹の下で見つけた幸運の石……。」

話を聞くうちに、ロプスは気付いた。鍋の中に詰まっていたのは、単なる石ではなく、ピテカンの人生そのものだったのだ。

「僕もこんな風に自分の思い出を集めてみたい!」
そう思ったロプスは、自分だけの“思い出の石”を探す旅に出ることを決意した。

以来、ピテカンとロプスは一緒に村の外へ冒険に出かけるようになった。二人は新しい場所で出会い、別れ、感動を分かち合いながら、それぞれの鍋や袋に大切な石を増やしていった。

やがて歳月が流れ、ロプスも立派な青年となった頃、彼の鍋はピテカンのものと同じくらい重く、豊かに満たされていた。

「ピテカン、ありがとう。君のおかげで、俺も自分の物語を持てるようになったよ。」
ロプスが言うと、ピテカンは静かに微笑んだ。

「いや、ロプス。お前の物語は最初からお前の中にあったんだ。俺はただ、それを引き出す手助けをしただけさ。」

二人は夜空を見上げながら、星の輝きを新たな“思い出”として心に刻み込んだ。

え?
私はこの「ピテカンとロプスの物語」が昨日作らせたどの物語よりも好きかも。
最後のセリフはありがちではありますが、それをちゃんと生成してくることに、正直驚きました。

Qwen2.5-maxは画像も生成できるので、物語に合わせた画像も作ってもらいました。

Qwen2.5-Maxで生成したピテカンとロプス

ちゃんとキャラクタを反映しているし、葉を通す日の光や、影の向きも概ねあっていて、なかなか良いのではないでしょうか。

動画も作れます。
noteに動画を貼るのはちょっと面倒なのでキャプチャ画像を貼っておきます。動画を見たい人はダウンロードしてくださいまし。

Qwen2.5-Maxで生成したピテカンとロプス動画のキャプチャ

よくわからない動画ですが、具体的な指示は出さないで、物語だけを参照して作ったと思えば、まぁまぁでしょうか?


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