親子とんち学校と永谷園の記憶
■紋別劇場で
小学1年、目の手術をした年だったと思う。紋別劇場で「親子とんち学校」のラジオの公開放送(多分)が行われ、母と出たことがある。
何組か出場した。自分たちの番が来ると、舞台の中央に進み出て自己紹介。続いて質問が出された。
(司会者)「お母さんに問題です。家の鍵をかけることを、北海道弁で何と言いますか?
(母)「…。じょっぴんかる!!」
(司会者)「正解です!」
(会場は大笑い)
(司会者)「では、坊ちゃんに(そのようなことを言ったと思う)問題です。火事の時、火事を知らせるのにカンカンと叩くのは何でしょう?高い所にあるやつですよ」
(ぼく)「はんしょう!」
(司会者)「正解です、良く知ってましたね!」
(母も大喜び)
確かその2問だけだったと思う。後から母は、「よく『はんしょう』って出たわね」と喜んでいた。
出演のご褒美に「永谷園の詰め合わせセット」を頂いた。結構大きな箱だった。中には、ふりかけの他に、竹の柄の小さなフォークのセットがあった。我が家で初めてのフォークだったかもしれない。とてもお洒落だったので使いたかったのだが、我が家で使われる機会は少なかった。
■NHKの「とんち教室」とは違う
初めてのラジオ出演の思い出だが、本当に「親子とんち学校」という名前だったのだろうか? どこかで、NHKの「とんち教室」の気もしていたので、調べてみたのだが、それには有名どころのゲストが回答者として並んでいるし、番組の運び方も「笑点」ポイので、やはり違う。
しかも、NHKだったら「永谷園の詰め合わせセット」は出て来ないでしょう。「永谷園」を貰ったのだから、民放に違いない。
遠い記憶の中で、いろんなものがごちゃ混ぜになっている可能性は否定しないが、「♪親子でトントン とんちの学校♪」のテーマソングは、多少の歌詞の記憶違いはあっても、メロディーはしっかり覚えている。
誰か覚えている人、いないかしらね?
■半鐘
当時はまだ「はんしょう」が残っていた時代だった。市内には、確か消防署の所に、そして、僕が住んでいた南が丘の家から「焼き場」に向かって200mくらい行ったところにもあった。木製やぐら(櫓・矢倉)だった。
【追記】歌ってみた (2023/06/14)
誰か覚えている人はいないでしょうか? 「親子とんち学校」の歌を聞く。 上の歌詞をクリックしても歌にジャンプします。
(まこと)