⑤【テキストより過去問】50歳でFP2級に(多分)一発合格した勉強法
6冊のテキストを一通り学習し終えたとき、「もう一度最初から勉強しよう」と思っていました。
そのことをSNSでつぶやいたところ、アドバイスをくれた人がいました。
「とにかく過去問をたくさんやったほうがいいですよ!」
アドバイスをくれた人は、私がこれから受検するFP2級の資格保持者。
きっと経験から得たことを教えてくれたのでしょう。
テキスト2周目学習の予定を変更し、さっそく過去問に取り掛かってみました。
FP2級は、学科試験と実技試験の2種類の筆記試験があります。
学科試験は60点満点中36点で合格。全て4択問題←楽勝だと思っていた。
実技試験は配点非公開、60点で合格。計算問題が多数出題されます。
学科試験は4択だから、運が良ければ点数が取れるかも? なんて考えていました。
ところがどっこい、初めての過去問トライでは、60問中20問しか正解できなかったのです。チーン。
さらに言うと、分かりそうで分からない問題はテキストでカンニングして解答した、にもかかわらずです。
でも、大きな気付きがありました。
膨大な学習量を必要とするけれど、全て暗記する必要はないんじゃない?
ということ。
時間をかけて全ての情報を網羅するより、出題傾向をつかんで焦点を絞った方が良さげであることに気が付けました。
戸籍年齢50歳の私は、きっと脳年齢も年相応。
詰め込める容量にも限度があります。
50歳なりの勉強をしないといけないな、と思いました。
人の知能には2種類のものがあるそうです。
一つは、新しい情報を獲得し、それを処理し、操作していく流動性知能。
処理のスピード、直感力、法則を発見する能力などを含まれるとされています。一言で言うと、若者の方が優れている能力ですね。
もう一つは、人が長年にわたる経験や学習などから獲得していく結晶性知能。
これには言語能力、理解力、洞察力などが含まれます。
流動性知能は25歳頃をピークにだんだん衰えていくのに対し、
結晶性知能は成長し続けられるものだそうです。
50歳で新しいことにチャレンジするには、流動性知能に頼れない部分を結晶性知能で補う。そうすれば、年齢を言い訳にしなくても済むように思います。
経験を活かして学習方法を考えることで、物忘れの良さ(物覚えの悪さとも言う)を補えるのが50歳の強みではないかと思いました。
・過去問を多くこなす。
・出題傾向をつかむ。
・要点を抑えて学習する。
この流れが見えたことで、勉強することがやっと楽しくなってきました。
この頃、試験まで残り1か月。
まだ合格できる気配はありませんでした。
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