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私の好きな本《東京喰種》

どうも、今回は私の好きな本である《東京喰種》について書いていこうと思います。

 『東京喰種』(集英社、2011年)とは石田スイ著のダークファンタジー漫画です。『東京喰種』は、異形の存在との共存をテーマにし、アニメ化や実写化もされ、多くのファンを魅了しています。
 著者の石田スイは一巻と最終巻では見てすぐ分かるほどに画力が向上しており、緊迫感が増しています。

東京喰種 最終巻(自分で撮影)


現在は、超人Xという漫画を連載している最中です。

超人X 一巻表紙

あらすじ
 『東京喰種』は、現代の東京を舞台に、人間に紛れ込んで生活し、人を食べる喰種(グール)という存在を中心に描かれています。
 主人公の金木研は、事故により人間でありながら喰種の力を持つ半喰種となってしまいます。そして、人間としての心と喰種としての欲望の間で葛藤する金木は喰種社会に巻き込まれていきます。次第に、喰種と人間それぞれの世界における正義と悪に気づき、守りたいもののために成長を遂げていきます。
 この物語は、戦闘やサバイバルだけでなく、人間らしさや異質な存在との共存といった深いテーマも扱っています。

魅力
 
この本を評価する根拠は、次の引用を読むとわかると思います。

「僕だけだ。それに気づけるのも、それを伝えられるのも…喰種の僕だけだ、人間の僕だけだ」(第3巻、113-115頁)。

 金木が喰種と人間、両方の視点を持ったことにより、どちらにも正義があり、悪があることを理解し、その事実を自分だけしか知ることができないと気づくシーンです。このシーンにもあるように対立関係にならざるを得ない喰種と人間の両方の視点も持つことで生み出される人間ドラマが魅力の一つだと私は感じています。
 私の感想としては、複雑な人間ドラマと、金木の葛藤と成長が非常に魅力的でした。さらに考えると、この本は「皆さん」にとっても、異なる立場に立つことの重要性や、特に人間的な自己成長を考えるきっかけとなる客観的な価値を持つと思います。
 『東京喰種』は、単なるバトル漫画ではなく、現代社会における人間関係の在り方や、他者理解の大切さを考えさせる深い作品です。

アニメを観ちゃったよ…という人もアニメと漫画では内容が異なり、個人的には漫画の方が面白かったです。

是非興味があったら読んでみてください!



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