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(旅の記録)雨模様の乗鞍高原

10月中旬に乗鞍へ一人旅をした。

紅葉と山が目的だったが、残暑のため紅葉は一部だけに留まり、乗鞍岳は天気が悪く存在を確認できなかった。また来てね!ということと思い、次回のために記録を残そうと思う。

交通機関

新幹線で名古屋まで行き、名古屋から松本まで特急しなのに乗る。松本までは進行方向の左側が景色が良い、と教えてもらい左側のA席を指定した。車窓からの景色が良くて感謝。
ちなみに帰りは進行方向右側が良いこととなり、同じくA席が良である。
篠ノ井線で事故があり、塩尻駅で停車。駅売店でシャインマスカット寒天ゼリーを買う。
松本駅に1時間半遅れで到着。ここからアルピコ交通で新島々(電車)、乗鞍高原(バス)へ乗り継ぐ。アルピコ交通の切符はJRの券売機で購入するので、一旦改札を出てバスを含めた往復チケットを買う。乗り場はJR松本駅の構内にあり、改札内に戻る。新島々に着くと駅員さんがバス乗り場まで誘導してくれる。

牛留池と善五郎の滝

予定より1時間半遅れの15時20分頃に、宿泊する乗鞍高原休暇村に到着。
もうすぐ日没かとビビりながら、今から散策できるところは?とフロントで聞くと、散策マップを渡され、今から行けるのは牛留池と善五郎の滝です、と言われた。
部屋に荷物を置いて早速出発した。休暇村から牛留池までは木道がありすぐ着いた。池をグルッと回りあずま屋まで行くと、写真でよく見る開けた景色が見えた。晴れていると、ここから乗鞍岳が見えるらしいが、曇っていたので真っ白だった。
次に、善五郎の滝を目指す。
道はよく整備されていて、要所要所に案内板が立っており心強い。親切なハイキングロードだ。しかしやはり山道なので岩はあるし、木の根っこも飛び出ている。登山靴を履いて来てよかったと思う。人はあまり歩いていない。クマ鈴を手にチリンチリン歩く。 
滝に近づくとゴーゴーと水の音が聞こえる。思った以上に水量があり迫力があった。
滝までは急な階段があると聞いていたが、50代の私には大したことはなかった。しかしもう少し上の年代(70代?)のご夫婦は大変そうに登っていらしたので一概には言えない。
写真を撮ったり周辺をうろうろして17時頃に休暇村に戻った。

白樺!

夕食ビュッフェと翌日の計画

お楽しみの夕食はビュッフェである。たくさんの料理が並び、次々と補充される様は壮観だ。総じて美味しく、皆テンションが上がっている。
翌日の天気予報は、午前中は曇りで午後は雨である。標高2700メートルの畳平へ行くのは諦め、”口笛の小径”を下って一の瀬園地へ行き、“白樺の小径”を通って乗鞍観光センターへ出ようと決めた。
現地に来てわかったのだが、一の瀬園地から休暇村までは思ったより高低差がある。事前に観光マップを眺めていたときは平地と思っていた。山でした。

2日目の朝は小雨

翌朝5時頃に目が覚めて外を見ると、小雨が降っていた。がっかりしたがとりあえずホテルの温泉に入ることにした。このホテルはロビー、廊下、食堂、お風呂、全て広々している。簡素ながら足らないものはなく、清潔で素晴らしい。
朝食ビュッフェも、和洋取り合わせた美味しそうな料理がたっぷり並んでいた。あれもこれも食べたかったが、前日に夕食を食べすぎたので泣く泣く控えめにする。

だんだんと大雨の予報で、私は一の瀬園地を諦め、もっと短距離を歩くことにした。すずらん橋まで車道を歩き「善五郎の滝こちら」みたいな案内板のところから山道に入った。リスが白樺を駆け下りるのを見た。ラッキー。滝見台から善五郎の滝を見下ろし観光センターを目指す。昨日から今日にかけて、紅葉が一気に進んだようで美しい。

善五郎の滝

ここで私は木の根っこに足を引っ掛け、宙を飛びすっ転んだ。唇から血が出ている。一人なのだからもっと気をつけなければ。心細くなりそそくさと観光センターへ急ぐ。歩いたのは30分くらいだろうか。9時には観光センターに着き、9時半頃のバスで帰途に着いた。
こんなことなら昨日、一の瀬園地でバスを降りて休暇村まで歩けば良かったじゃないかー、と思ったがもう遅い。電車遅延がなければ14時頃に宿に着いて、3時間ぐらい散策するつもりだったのだ。臨機応変が大切。
“原生林の小径”から孫市平にも行ってみたかったな。心残りながら楽しかった。また行こう。

おしまい。


お読みいただきありがとうございました。