(舞台感想)ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル
席に着くと、豪華な舞台セットにテンションが上がり、ドキドキしました。
そして最初のレビューの手拍子で、これは楽しくなるぞ!と気持ちが盛り上がりました。
今作では、往年のロック、ポップスが次から次へと演奏されました。知っている曲も多くて懐かしく嬉しかったです。
個人的な懐メロの思い出
以下は楽曲についての個人的な思い出です。世代でない方はどうぞ読み飛ばしてくださいませ。
“Sweet Dreams” を引っ提げてEurythmicsが現れた時は衝撃でした。Annie Lennoxの声や雰囲気が鮮烈で。“Here Comes the Rain Again” もよく聴きました。
David Bowieの “Let's Dance” は懐かしすぎて涙が出ます。子供の頃より今のほうが良さが分かるかも。
“Roxanne” のThe Policeはカッコよかった(
正確に言えばStingがカッコよかった)。“Synchronicity”(Ⅱじゃない方)は今聴いても最高にクレイジーです。Elton Jhonの “Your Song” は名曲です。なんと言ってもボーカル曲だから存分に歌を堪能できる。
これらを延々と歌って演奏してくださるのですから、私にとってはお得すぎでした。
音楽とダンスと手拍子
今作は悲劇でしたが、私はストーリーよりも歌とダンスをウキウキに楽しんでしまいました。(サティーンが亡くなったときのクリスチャンにはもらい泣きしましたけど。)
井上芳雄さんにはずっと歌っていて欲しいと思いました。この日、特に第二部になると「ご本人、ノッてきはった?」と思うほどの声量で、音が伸びる伸びる。梅田芸術劇場メインホール2階後方席から観ていましたが、会場が狭くなったのかと錯覚しました。ホントに。
大きくても小さくても、高くても低くても、音がぶれないところが凄いです。
大阪初日ということで、演者の皆様がコメントをされていました。初日なのに大阪はノリが良いみたいなことをおっしゃっていましたが、多分、東京で何度も観劇されたベテランの方が、手拍子などを先導してくださったからだと思っています。おかげで初めてでも楽しめました。感謝します。
お読みいただきありがとうございました。
●データ
公演日程
2024年9月14日(土)~2024年9月28日(土)梅田芸術劇場メインホール
スタッフ / キャスト
脚本:ジョン・ローガン
演出:アレックス・ティンバース
振付:ソニア・タイエ
ミュージカル・スーパーヴァイザー/オーケストレーション/編曲/追加作詞:ジャスティン・レヴィーン
装置デザイン:デレク・マクレーン
衣裳デザイン:キャサリン・ズーバー
照明デザイン:ジャスティン:タウンゼント
音響デザイン:ピーター・ヒレンスキー
出演(観劇した回)
サティーン:平原綾香
クリスチャン:井上芳雄
ハロルド・ジドラー:橋本さとし
トゥールーズ=ロートレック:上野哲也
デューク(モンロス公爵):K
サンティアゴ:中井智彦
ニニ:藤森蓮華 他